■第26回公演 第27作(オムニバス公演)
「うさぎ うさぎ 何見て跳ねる」-台本-
平成22年11月27日(土) 脚本:柊 檻 演出:出演者によるアドリブ
▼ CAST ▼
少年:
少女:
母:
爺:

悪ガキA:
悪ガキB:

女性:
神無アスハ
柊 琉姫
静彗
柊 琉姫

柊 琉姫
カディン

柊 琉姫






女性:








少年:



少年:








少女:

悪ガキA:

悪ガキB:



少女:

少女:

少年:


少女:


少年:




少年:

少女:



少年:


少女:

少年:

少女:


少年:

少女:


少年:


少女:

少年:

少女:


少年:

少女:


少年:

少女:

少年:


少女:


少年:











爺:



母:





少年:

少女:

母:

少年:


少女:


母:



爺:


少年:

爺:


少年:


爺:



少年:



爺:







少女:

爺:



少女:


少年:



母:

少年:

少女:

爺:

母:




少女:

少年:



少女:




爺:

母:

爺:




母:




少女:

少年:



少女:

少年:



母:



少女:

少年:



爺:

母:









少女:


少年:


少女:



少年:



少女:


少年:


少女:

少年:

少女:





少年:

少女:




少年:


少女:


少年:



少年:





少女:







女性:
※全員ウサ耳装備

---成長後少女客席より登場

>>>シーン1 少年の夢

これは昔、昔のお話
月にまだなんの模様も無かった頃のお話
私の思い出の彼のお話を少しだけさせてください
/e5

---成長後少女客席へ退場

---少年右より登場

よっ!

---スクワット何回か

はっ!

---悪ガキ達左より登場
---遠くからアドリブで少年に向けてヤジを飛ばす

---少年、気にせずスクワット

---少女右より登場

こらー!

うわ、やべ。[少女]がきたぞ!

逃げろー!

---悪ガキ全員左へ退場

/ふん

[少年]・・・、あんたまたやってるの?

/うんうん
少し、高く飛べるようになったよ!

/e15
あたしらってそんなに高く飛ぶ必要ないじゃない・・・。

/キョロキョロ
だって、ほら!

---少年観客席側を見る

お月様にはきっと仲間が待ってるよ!

/…
あんた本気で言ってるなら、それは大馬鹿だわ・・・。
どんな兎だって月に仲間がいるなんて信じないよ!

/…
じゃあ、誰か見てきたの?

見にいけるわけないじゃない!あんなに高いのよ!

じゃあ、僕が確かめに行くよ!

/e15
このやり取りも何回目かしらね・・・。

月の皆、待ってて!僕は必ず行くから!

何年かかるかしらね
/くすくす

/e13
僕には秘策があるんだ!

秘策?

そう!お祖父ちゃんから聞いた、丘の話!

もうろく爺さんから何を聞いたのよ
/汗

この近くに月に繋がる丘があるんだって!

あの爺、また出鱈目を
/汗

明日の晩に月までの橋が架かるんだ!

明日っていうと、ちょうどお月様がまんまるになる日ね。

そう、じゅうごやって言ってた!
じゅうごやにだけ架かる橋なんだ!

あーはいはい。架かると良いね。
それよりもお腹空いたし帰ろうよ。

…。うん。

---少女左へ退場

---少年名残惜しそうに左へ退場(何度か客席を見る)


>>>シーン2 団欒


---爺、右から登場

母さんや…飯はまだかえ?

---母、右から登場

おじいちゃん、もう少しまっててくださいね。
今日はご馳走ですから。
/あはは

---少年・少女左から登場

ただいま!

ただいまー

おかえりなさい。今日も遅かったわね~

ねえねえ。祖父ちゃん!
また、月の丘の話してよ!

あたしはパス /汗
お母さん、何か手伝う?

あらあら、じゃあキッチンに来てもらえる?

---少女、母、右へ退場

ふむ・・・
/?

/?

どちら様かのう?
/?

/ショック
ちょ、祖父ちゃん!孫の顔忘れないでよ!

ほっほっほ、軽いジョークじゃよ
/笑い
しかし、よっぽど月の丘の話が気に入ったんじゃなあ

当たり前だよ!
祖父ちゃんから聞いて確信したんだ!
月にも僕たちの仲間がいるってね!

ふむ・・
/…
明日は十五夜じゃ。お主の気持ち次第では
/…
本当に橋が架かるやもしれんのう。

---少女 右から登場

爺、適当な事いわないでよ!

/!
ほっほっほ
しっかりと手は離さないことじゃ

/ショック
五月蝿い!バカ!

/?

---母、右から登場

あらあら、どうしたの?

なんでもないよ?

/ショック

/ショック

/笑い
ほら、明日は十五夜でしょ?
本当なら明日なんだけどおじいちゃんがどうしても
今日祝いたいっていうからね。

ニンジンステーキもあるよ!

わーい!
/笑い
僕もなんか手伝うよ!

じゃあ、配膳手伝って
/汗

---少女、少年 右へ退場

/…

どうです?

ほっほっほ
もうろく爺には何も見えんよ
しかし、覚悟はしておいた方がいいじゃろうな
/…

そうですか・・・
/…

---少女・少年、右から入場

あー![少年]の皿多く盛りすぎ!

早い者勝ちだよー!

---少年ニンジン落とす

あー。

あ・・・。

---母ニンジン拾う 後ろを向いて/えーん(少年・少女に表情見えないように)

/笑い
ほらほら、まだたくさんありますから。
ちゃんと食べなさいね。

はーい。

はーい!

---少年・少女右へ退場

さみしくなるのう…

そうですねえ…

---爺・母右へ退場


>>>シーン3 月の丘


---少年・少女右から登場

今日が十五夜なんだね。本当にまんまるだー。
/ハート

うん。身体がうずうずするね!
/笑い

/汗
それはあんただけだと思うけど。
…ていうか、本当にこの崖でいいの?

うん、間違いないよ!何度も祖父ちゃんに聞いたもの!

---少女家の方を見る。

橋・・・見えないけど・・・
/汗

うーん、お月様がちょうどこの丘と重なる時、
橋が架かるんだって

うさんくさいなあ/汗

橋が架かったら[少女]も一緒にくる?

…。爺の事も心配だし、
お母さんにはご飯までに帰るって言ってあるし・・・
それに
/e5
私まで月に行ったら誰が此処で[少年]の事を待ってるのよ・・・

/?

(鈍感だなあ…。)
/e5

---少年、家の方を再び見る。

/!
あ!ほら!月が丘と重なった!

/…
本当に行っちゃうの?

うん!長旅になるだろうけどきっと帰ってくるよ!

---少年、家の方に一歩近づく。

兎だもの。月に向かって跳ねなきゃ。

---少年、家のWPに突入

---少女追うように家の階段前へ。

あ・・・橋・・・消えちゃった・・・。
/…
/えーん

---少女蝶

---成長後少女客席から登場。

その後、月への橋がかかる事はありませんでした。
彼の想いが橋をかけたのでしょうか・・・。
そして、崖の下や森の中。あらゆる場所を探しましたが
/…
[少年]はいませんでした。
それから、月には大きな兎の影が見えるようになりました。
彼が月に悪戯書きをしたのかもしれません。
/笑い
月を見る度に、彼の事を思い出します。
/…
私は、今でも、待っています。
月に行ってしまった大好きな彼を。

終幕