お客様参加型公演 台本@ 作成:平成29年2月27日 公演予定日 平成29年3月11日(土) <劇団うたかた月夜 団長よりご挨拶>================= この度、当劇団の参加型公演に賛同いただきまして、ありがとうございます。 劇に参加を希望される方も、劇の仕組みに興味のある方も、この台本をご覧いただいていると思います。 参加希望の方は、事前にこちらの台本をご確認の上、当日に簡単なレクチャーをご覧いただいた後、 そのまま舞台で発表となりますので、緊張せず、そして焦らずゆっくりでいいので、台本に書いてある セリフの発言や動き(演技)を進めてくださいね。 また、参加はしないけど、観劇に行きますよ!という方もぜひ台本を見ながら観劇されることを お勧めいたします。たまにアドリブを入れたり、台本に書いてあることをどのように舞台で行って いるのかを知るチャンスです! そして、MMOというなりたいキャラでロールプレイできるゲームの中で、さらに別人を演じられる 演劇イベントに興味を持たれましたら、劇団に参加してみる、劇団を立ち上げるなど、 自分が楽しめる場所、仲間と楽しめる場所を作って下さい。 現存する劇団として活動する我々うたかた月夜は、劇をやってみたい方を全力でサポートいたします。 それでは、発表までもうしばらくございますが、お時間ございましたらぜひご観劇下さいませ。 劇団うたかた月夜団長 柊 琉姫 ================================== 【参加される方にお願い】 ■ROのウィンドウと台本の切り替えについては、マウスではなくキーボード操作を推奨しております。  「ALTキー + TABキー」でウィンドウの切り替えができます。  マウス操作でも台本ウィンドウをクリックすることで切り替えは出来ますが、まれにROキャラが  勝手に動き出す場合があります。 ■セリフはコピーして貼り付けを!    セリフのコピー:セリフを選択し「CTRL + C」  セリフの貼り付け:ALT + TABで画面を切り替え「CTRL + V」    セリフの発言方法については、劇団によってさまざまです。  @画面の切り替えをしつつ、コピーと貼り付けでセリフを言う。  A台本をIMEなどの辞書に登録し、キーワードでセリフに変換する。  うたかたでは、コピーと貼り付けで行っています。    左手は常にALT+TABを意識、台本に切り替えたらセリフを選択しCTRL+CやCTRL+V。  これはなれないと難しいため、ゆっくりやってください。 ■台本と照らし合わせながら劇を進めるため、フルスクリーンの方はウィンドウモードに  してください。フル画面で台本の切り替えを行うと、タイムラグが発生することや、  出番以外での流れを確認することができません。 ■舞台構成は以下のようになっています。  台本には、舞台を上にした場合で見る左と右という表記になっています。     ←舞台左  上  舞台右→ (下手) (家) (上手)   □□□□□□□□□   □□□□□□□□□   □□□□□□□□□   □□□□□□□□□   ×××××××××←舞台と客席の間   ▲▲▲▲▲▲▲▲▲   ▲▲▲客 席▲▲▲   ▲▲▲▲▲▲▲▲▲   ▲▲▲▲▲▲▲▲▲ それでは、参加型公演台本をご確認下さい。 ■=■=■=■=■=■=■=■=■=■=■=■=■=■=■=■=■=■ ※台本は当時のものをそのまま表記しております。 【white snow fairy〜雪虫の奇跡〜】 【登場人物】 ・女性(白っぽい衣装もしくは白い髪推奨。違ってもOK) ・少女 ・雪虫(白っぽい衣装もしくは白い髪なら男女どちらでも可) ・青年 【アイテム】 ・蝶の羽  女性舞台左から入場 女性:寒くなってきましたね・・・。    今年も雪がたくさん降るのでしょう。    皆さんは、雪虫という小さな羽虫を知っていますか?    雪が降る少し前から飛び回り、冬の到来を告げると言われている    綿ぼこリのような、雪のような小さな虫です。    そんな雪虫にまつわるお話・・・長くなりますが、語りましょう。  女性舞台左へ退場(語りと考える場合、恒例の舞台袖左下で待機も可)  少女舞台右から /えーん エモを出しながら中央へ。社側を向いて座り、/えーんエモを数回出し続ける。  雪虫、舞台左から登場。 /! エモを出して立ち止まる。 雪虫:どうしたの?    どうして泣いているの? 少女:/!    ・・・だれ・・・? 雪虫:通りがかりのお節介者だよ    /うんうん 少女:/…    彼が・・・戦争に行ってしまったの。    でも、約束していたのよ?必ず生きて戻ってくる・・・    この戦争が終わったら結婚しようって    だから、この場所で会おうって・・・ 雪虫:/うんうん 少女:1年待ったわ・・・    きっと彼は生きてるって・・・信じて待ってた    待ってたのに・・・ 雪虫:/? 少女:つい、さっきね・・・    彼のむかった戦地が壊滅したって連絡が入って・・・    ・・・全滅だろうって・・・    待ってた・・・    信じてたのに・・・!    待ってたのに・・・!    /えーん 雪虫:(少し間を空けて)    ・・・会えるよ。 少女:/!    え?    どうして?だって、戦地が壊滅したのよ?    部隊が全滅したかもしれないのよ? 雪虫:・・・きっと会えるよ。    あなたが強く願ったら    雪虫にお願いをしたら・・・ 少女:/?    雪虫に・・・お願い? 雪虫:雪虫に、会いたい人がいるって強く強く願ったら    雪虫は願いを叶えてくれるよ。    でもね・・・ 少女:でも・・・? 雪虫:/…    雪虫に願いを叶えてもらったら・・・    その人が次の雪虫になっちゃうんだ 少女:/…    ・・・ 雪虫:雪虫が叶えられる願いは一つだから。    でも、強く強く願えば、きっと叶えてくれるよ 少女:/…    [少し間を空ける]    雪虫に・・・なっちゃうんだとしても・・・    それでも私は彼に会いたい・・・    会いたいよ!    /えーん 雪虫:/うんうん    強い強い想いだね・・・    きっと会えるよ    雪が降る頃になったら、きっと会えるよ!  雪虫、蝶でセーブポイントへ 少女:/!    消えちゃった・・・!?    ・・・・・・  少女2歩ほど動き、 /! エモを出して 少女:あ・・・雪虫・・・    ・・・今の子が・・・雪虫だったのかな・・・?    本当に・・・雪が降る頃になったら会えるのかな・・・?  少女舞台右へ退場  少女社を回って舞台左から入場。舞台左で立ち止まる 少女:寒い・・・    もういますぐにでも雪が降りそう・・・    ・・・彼は、本当に戻ってくるのかな   青年、舞台右から登場 青年:はぁ・・・はぁ・・・ 少女:/…    /!    あれは!  青年、舞台中央でパーエモを出す 青年:/あの    ・・・なんだ・・・その    ・・・ただいま・・・  少女、駆けるように舞台中央へ 少女:遅いよばかああああ!!!    /えーん 青年:ごめんな・・・    /e6 少女:/e5    ・・・おかえりなさい    /えーん 青年:・・・ただいま・・・    ・・・・・・・・・    ・・・お・・雪だ・・・ 少女:あ・・・ホントだ・・・    [少し間を空ける]    ・・・・・・雪虫・・・ 青年:どうかしたか? 少女:/e5    ううん、なんでもないっ   (・・・ありがとう・・・・・・)  少女の台詞が消えたら少女青年共に蝶でセーブポイントへ  女性舞台左から入場し、舞台中央へ 女性:雪虫が言った通り、彼は帰ってきたのです。    戦地は壊滅したけれど、全員死んだわけじゃなかった。    種を明かせば、そんな味気ないもの。    ただし、混乱する戦場から彼が無事戻ってこれたのは    雪虫が起こした奇跡なのかもしれません    /うんうん    [少し間を空ける]    そうして少女は彼と末永く過ごし    家族に見守られながら天寿を全うしました。    /…    そしてその魂は雪虫へと変わり    今日こうして皆様に雪虫の話を語っているのです    /うんうん    [少し間を空ける]    /…    雪虫が叶える願いは一つだけ    強い強い想いを抱いて    雪虫は奇跡を起こします    その身を雪と変えることで・・・    /あはは    さぁ、私の役目を果たしましょう    きっとどこかで強い強い想いを抱いて泣いている人がいるはず!    皆さん    雪が降ったら、雪虫の小さくも大きな奇跡を思い出して下さいね    きっとあなたの元にも    雪虫が現れるはず・・・  パーエモを出して蝶でセーブポイントへ 終幕