----------------------------------------------------------------------- Distance... 登場人物 コルリダ 琉輝 フィージェ カミュ リゼル メグ 語り ----------------------------------------------------------------------- ※語りは舞台中央へ移動してから発言すること。 メグ 本日は劇団うたかた月夜へお越し頂きありがとうございます 間もなく劇が始まりますが、その前に注意事項をお知らせいたします 観劇の際は、座席誘導員に従い枠内へ収まるように着席下さい 枠外の場合肝心な台詞が届かない事がございますので御注意下さい また、ペットの持ち込みは他のお客様の御迷惑になりますので 卵に戻して頂きます様お願いいたします その他、派手な頭装備等観劇の邪魔になりそうなものは、 お客様判断にて装備解除等をお願いいたします 皆様に楽しんで頂ける様我々も精進してまいりますので、 ご協力をお願いいたします さて本日のお芝居ですが、 所々砂を吐くような台詞が点在しております 仕様ですので、暖かい目でご覧下さい それでは、本編を開始いたします 劇団うたかた月夜 第40回公演 「Distance...」 ▼メグ台詞後下記位置へ ▼コルリダ舞台右出下記位置で待機 家屋   ■■□□□□□□□□□■■   ■■□□コ□□□□□□■■   ■■□□□□□□□□□■■ 上手■■メ□□□□□□□□■■下手 客席 ▼おくれてフィージェ舞台へ フィージェ ギリギリセーフ!間に合ったよな? コルリダ まだ廊下だが… まぁ、間に合ってるんじゃないか? だがなぁ まったくお前はどうしてまともに来ないんだ? いい加減真面目に来いよ、俺たちもう三年だぞ!受験だぞ! って、どうすんだよ、進路は フィージェ そうだなぁ… ▼フィージェ…エモ フィージェ スーパーヒーローとかダメか? ▼コルリダ攻撃エフェクトの出るもの コルリダ 斬るぞ フィージェ モーションかましてからから言うんじゃねぇ! しかも真剣だぞ、真剣っ! コルリダ まぁまぁ、HR始まるぞ フィージェ コルリダお前司令官とか向いてるよな コルリダ プロの騎士団第一志望 受験生に暇は無いな フィージェ そうだな んじゃ、教室行くか コルリダ あぁ。HR終わっても寝るなよ 1限目歴史のリゼルだぞ フィージェ はいはい、わあってるよ ▼二人とも舞台左はけ メグ どこの世界でも学生たるもの進学は悩みの種 進級したてでは、なかなか考えが行かないものです 年頃ともなると、それだけが悩みという訳ではないようですが… ▼メグの定位置戻りと同時にリゼル舞台上へ 家屋   ■■□□□□□□□□□■■   ■■□□□□□□リ□□■■   ■■□□□□□□□□□■■ 上手■■メ□□□□□□□□■■下手 客席 ▼コルリダリゼルから4セル左で科白。 コルリダ 失礼します ▼リゼルあくびエモ リゼル 誰だぁ? コルリダ コルリダです リゼル おぉ、入れ入れ まぁ座れよ、コーヒーでいいか? ▼二セル分リゼルへ近づく コルリダ 頂きます それより先生、お話と言うのは? リゼル 実はな、お前この前の論文覚えてるか? ▼リゼル本を落とす。コルリダ拾う コルリダ え? リゼル ほら、部活でまとめた話があっただろ? コルリダ あぁ、ホット・シーの秘宝についての考察ですか? リゼル それだ コルリダ それが何か? リゼル いやな、ある大学の教授がなお前の論文に興味をもってな 是非うちの大学に来ないかってオファーがあったんだが お前騎士団志望だからな、取敢えず保留にしてるんだが… 話だけ聞いてみんか? コルリダ はぁ、凄い話ですね 何処の大学ですか?その奇特な大学は ▼リゼルあのエモ リゼル おいおい奇特ってお前、聞いたらびっくりするぞ コルリダ ですから、何処の大学ですか? リゼル お前信じてないだろ。この話 コルリダ はい、全く リゼル 全くって… お前、フィージェに似てきてないか?俺を少しは信用しろ 仮にも教師だぞ俺は コルダ もったいぶってないで、早く教えてくださいませんか? リゼル 少しは興味があるんじゃないか? コルリダ いえ、教師を信じてみようかと思いまして リゼル あのなぁ…まあいいか 驚くなよ、あのジュノー国立大学だ お前の将来有望な才能が欲しいってよ、どうする? コルリダ (かなりの間)あの?この話本当ですか? リゼル しんじられねぇって顔だな、無理も無いけどな 俺も手紙が来た時は信じられなかったから 直接ジュノーに行って聞いて来た コルリダ 聞いて来たって… わざわざシュバルツバルドまで行って来たんですか? リゼル あぁ まぁ、本人の意思は尊重したいと教授は言ってたし、 行く行かないはお前の自由だ まだ時間はあるだろ、ゆっくり考えろよ〜 ▼コルリダ…エモ コルリダ はい、ゆっくり考えます… ▼二人とも右ハケ ▼ハケと同時にメグ中央へ メグ 皆さんも御存知の通り、シュバルツバルド共和国のジュノーと言えば いわずも知れた賢者の都市 その中でも最高学府の国立大学への招待となれば、 将来勝ち組を約束されたも同然 果たして彼は、どのような決断を下すのでしょうか… ▼コルリダ舞台中央へ コルリダ はぁ… 正直騙されてる感じだよな… いきなりそんなこと言われても、しっくりこないっつーの でも、本当なんだよな… 認められた?俺?まじで、すごくね? って自分のキャラが崩壊するくらいには、びっくりしてんだな ▼琉輝右からコルリダの側へ 琉輝 あれ?コルリダ君、おはよう コルリダ あっ…あぁ おはよう、琉輝 琉輝 何かあったの? 落ち着きがないよ? コルリダ いや、なんでもないさ 琉輝 そう、ならいいんだけど… コルリダ ……… なぁ、琉輝 琉輝 なに? コルリダ 琉輝ってさ、親戚の人ジュノーにいたよな ジュノーってどんな所なのかな 琉輝 ジュノー?シュバルツバルドの? 急にどうしたの? コルリダ やっぱさ、研究とか知識を求めるなら、いつかは行ってみたくてね 何か知ってたら、教えてくれないか? 琉輝 ん〜。まずいお菓子を作る料理人とか、 童謡の研究をしてる学者さんとか 月並だけど、セージのギルドとかかな… って、観光案内みたいだね コルリダ だよな。俺も知識はその位だ 隣国って言っても知らないことが多すぎだよな そういえば、こんな都市伝説知ってるか? 琉輝 都市伝説? コルリダ アルベルタの港で聞いた話なんだけど 10年ほど前にこの世界を我が物にしようとした奴がいたんだってさ そいつが真っ先に取り入ったのがシュバルツバルドだったって話 知識が欲しかったのか、元々出身だったのかはわからないけど 世界征服まであと一歩のところで野望は潰えたらしいけど 今でも、残党が活動してるって話だ 琉輝 なんだか、怖い話ね コルリダ こういう話もさ、隣国を知らなさ過ぎるから出来上がるんだと思う だから自分の目で見てみたいって気にもなってる 琉輝 そう… 応援してるよ、コルリダ君ならいつか自分の目で見れると思う コルリダ あぁ…。そうだな。いつか行けるといいな… 琉輝 学校遅れちゃうよ? そろそろいこ? コルリダ だな ▼コルリダ舞台左ハケ 琉輝 ジュノーか、ちょっと遠いな…。 コルリダ君、待ってよー ▼語り琉輝の台詞終わりで舞台へ琉輝はそのまま待機 メグ コルリダの気持ちはジュノーに向かっているようですね そんな気配につられ周囲も動き始めたようです いやはや、青春デスネェ… 悩んでいたとしても、月日は否応なく迫って来るもの 決断の岐路に立たされる日まで、あと僅か… ▼語りハケそのまま第二舞台へ移動 琉輝 コルリダ君の気持ちが何となくわかった。悩んでることも… でも、本人の口から聞くまでは何も判らないまま 力になってあげたいけど、今の私じゃ… ねぇ、私の気持ち気付いてますか? 私の思いは、いつか届きますか…? ▼琉輝左ハケ。 ▼一泊おいてコルリダ舞台上へ ▼フィージェ舞台右から出る フィージェ コルリダ、帰ろうぜ たまには寄り道しないか? ▼コルリダ・・・エモ フィージェ コルリダ!聞いてんのか? ▼コルリダ!エモ コルリダ あっ悪い、何か言ったか? フィージェ お前最近変だぞ、何かあったのか? コルリダ いや、なんでもねぇよ… 悪いけど先帰るから ▼コルリダ左ハケ フィージェ お、おい!ちょっと… ったく、しょうがねぇカミュ達誘って帰るか ▼フィージェ右ハケ  左より琉輝・カミュ カミュ (適当に何か歌え) ▼フィージェ歌の途中で舞台へ  終わり次第台詞 フィージェ 相変わらず上手いな カミュ あっフィーちゃん♪よくここが判ったね 琉輝 そうだねカミュの歌凄く上手いよね カミュ そんな事無いよ私より上手い人一杯いるよ私なんてまだまだだよ フィージェ それにしても意外だよな、カミュの特技 顔に似合わないって言うか、何と言うか カミュ 喧嘩売ってる?どうせ似合いませんよ ところで、何か用があったんじゃないの? フィージェ おぉ、一緒に帰ろうかと思ってな カミュ なんかおごってくれるの? フィージェ 何で俺がおごらにゃならんのだ? カミュ ケンカ売っといてそれはないんじゃない? フィージェ ちぇっ、分ったよいつものところで良いだろ? 琉輝 はい、いいですよ♪ カミュ それじゃレッツゴー! ▼カミュワープポータル  出先は第二舞台  出たところに左からメグ 客席   ■メ□□□◆□□フ□□■■   ■■□◎□□□□□□□■■   ■■□□琉□□カ□□□■■ 上手■■□□□□□□□□□■■下手 出口 ▼すわり順は上記の通り◆は後でこるが座る箇所 メグ いらっしゃいませ お客様は何名様ですか? フィージェ 三人 メグ こちらのお席へどうぞ ▼メグ案内して、上記どおりに座る フィージェ (ため息)さぁて、今日は何食べるかな カミュ 生チョコパルフェ! 琉輝 あんみつセットあん増し増しを御願いします フィージェ 俺フレンチフライにアイスティー それと、パンケーキ メグ かしこまりました、少々お待ちください ▼メグ右語り位置 フィージェ あぁ、痛手…出費がぁ カミュ まだ言ってるよ 両手に花でお茶してあげるって言ってるんだから感謝しなさいよ こんな出費なんてたいした事無いでしょ? 琉輝 あはは そうだよフィージェ君感謝しなさい、な〜んてね フィージェ へいへい、感謝してますよ カミュ いつ…素直……のに フィージェ 何か言ったか? カミュ いいえぇ、なんにもぉ 琉輝 そう言えばコルリダ君って最近一緒じゃないんだね フィージェ あぁ、あいつ最近付き合い悪いんだよな 二人ともなんか知らねぇ? 琉輝 うーん 私も最近朝挨拶するくらいだから でも何か元気ないよね、コルリダ君…。 フィージ 何か隠してる気がしてならねぇんだが 心配だよな ▼コルリダ第一舞台を横切る カミュ … だったら直接本人に聞いたら? 琉輝 え? カミュ ほら、そこにいるじゃん あれ、コルちゃんよね? フィージェ ん? ほんとだっ!俺ちょっと捕まえてくるわ ▼フィージェ第一舞台に捕まえに行き、話すような仕草をしたあと ▼第二舞台へ戻ってくる。上記位置で座る。 ▼行きも帰りも客席突っ切ること。 コルリダ お前らもいたのか… んで、何の話だ? フィージェ まぁまぁ、何か飲むか? 先に注文だろ? コルリダ …コーヒー カミュ 店員さーん!コーヒー追加で〜 ▼メグ顔を出し メグ かしこまりました ▼メグ一旦はけて注文を落として戻る  カミュ以外の3人・・・エモ カミュ …って、あんたら、言いたいことがあるんじゃないの? 黙ってたって、何も進展しないよ? とっとと、思ってることぶちまけなさいよっ んで、なにがあったの?コルちゃん コルリダ …別に フィージェ おまえさ、何か隠してないか? ▼コルリダ!エモ フィージェ 別に言いたくなけりゃそれでいいけどよ 友人として、何もいってくれねぇのはさびしいな… 琉輝 フィージェ君… コルリダ …悪い そうだな、確かに隠してることはあるんだが なんて言ったらいいのか 琉輝 コルリダ君は、ジュノーに行くんだよね? ▼コルリダ!エモ フィージェ は?ジュノーって、お前 コルリダ …なんでそれを? 琉輝 この前、ジュノーの事聞かれたときに気になって 叔父さんに聞いてみたら、そんな話があるって うちの叔父さん大学の関係者だから… フィージェ 大学?大学ならこっちにもあるだろ なんで他国の大学にって…まさか! 琉輝 うん。ジュノー国立大学… フィージェ すげっ、あの世界に名だたる最高学府からのお招きか… で、どうするんだ?受けるのか? カミュ はいはい、外野が熱くならない だから、言い出せなかったんじゃないの? 行くんだったら、私たちともお別れだろうしね 行かないんだったら、みすみすチャンスを棒に振ると… 琉輝 カミュ、言いすぎだよ カミュ ごめんごめん でも、どっちにしても決めてから話すってのは無しにして欲しいなぁ こっちにも気構えってもんが必要じゃん? コルリダ そうだな…わかった、正直に話すよ 実は以前試しに提出した論文が、教授に認められたらしくてさ 研究者として大学に来ないかって誘われてる カミュの言ったとおり、こんなチャンス滅多にないことは判ってるけど 騎士団に入団したいって夢も捨てきれなくて正直迷ってはいるよ 実際迷ってる暇なんか本当はないし、もう心は決まってたのかもな 今日ここに来て、ようやくわかった 琉輝 コルリダ君…じゃあやっぱり… コルリダ あぁ、行ってこようと思う フィージェ そっか、お前なら大丈夫だ!あっちでもやっていけるさ で、出発はいつなんだ? コルリダ あぁ…来週だ フィージェ は?来週? お前なぁ、もっと早く決めろよな… コルリダ だから、話すつもりがなかったんだよ ギリギリでいいと思ってたからな 琉輝 まぁまぁ でも、こうして少しでも早くわかったんだからいいじゃない 少しでも多く思いで作って旅立ってもらいましょうよ フィージェ そうだな… 選択誤ったって思えるくらいに、派手に送ってやろうじゃねぇか カミュ 派手にってことは、考えがあるのよね? フィージェ お…ぅ そ、そりゃそうさ! 俺が考えたイベントで楽しませてやるぜ… カミュ こいつ…ノープランだ… 琉輝 あはは… コルリダ おてやわらかにな…; フィージェ 実際のところ、普段通りでいるのが一番だろうな 学校帰りに寄り道して、だべってな 琉輝 そうかもね、それがいいとおもうよ コルリダ 悪かったな…付き合い悪くて フィージェ んなもん、気にすんなって! さぁ、覚悟しろよコルリダ! 毎日へとへとになるまでつき合わせてやる! カミュ …フィー×コル? 琉輝 意外とコル×フィーかもよ? フィージェ そこ、なにこそこそ言ってやがるっ! カミュ だって、毎日へとへとになるまで突きあうんでしょ? 琉輝 キャッ フィージェ んなわきゃねーだろw 俺はノーマルだって カミュ ふーん 琉輝 ま、まぁ、どんな趣味でも友達だよ? フィージェ 琉輝…何か引っかかるんだが… コルリダ ま、まぁなんだ 今日はこれからどうするんだ? フィージェ 正直、突然の告白で何したもんか悩んではいるんだ なんかある? 琉輝 急に言われても… フィージェ んじゃ、今日は解散して明日から色々やるか コルリダ 了解だ それじゃ、帰るか 一同 おー ▼店員台詞と同時に舞台中央右側へ カミュ琉輝は店員の前を素通りで右はけ コルリダ・フィージェは店員前で立ち止まる 下記会話中にカミュ・琉輝は第一舞台へ フィージェ なぁ、コルリダ 琉輝の事はどうするんだ? コルリダ …それも何とかするさ フィージェ そうか (少し間)なぁ…コルリダ コルリダ なんだ? フィージェ 5z足らない… 貸してくんねぇ? ▼コルリダショックエモ コルリダ あ・・あぁ ほらよ フィージェ サンキュ ったくよぉ誰だよ消費税8%にしたバカはw コルリダ その辺にしておけ、話が進まんし表で待ってる二人がお怒りだ フィージェ あいつら怒らせると、色々面倒だな… コルリダ うっし、行くぞ フィージェ あいよ ▼コルリダ・フィージェ右ハケ 見送ってメグも右ハケ 第一舞台カミュ・琉輝右出 カミュ つーか、聞いた?さっきの フィーちゃんお金足らなかったらしいよ? らしいっちゃぁらしいけどね〜 琉輝 だね、フィージェ君らしいよね コルリダ君が立て替えたんだってね カミュ 琉輝ちゃん、良かったの? このままだと、コルちゃん遠くいっちゃうよ? 琉輝 でも、コルリダ君にとって一番良いとおもうから… カミュ 本当にそれでいいの?琉輝ちゃん 琉輝 これが一番いいと思うんだ それより、カミュだって… カミュ あたしはいいのよ、別にすぐ居なくなる訳じゃないもの 卒業までまだあるんだから、それまでには、絶対に だから、琉輝ちゃんもがんばってみようよ 琉輝 そっか そうだね、うん カミュ お互い頑張ろうよ♪ 琉輝 うん、頑張る カミュ あいつら今頃くしゃみしてたりしてね 琉輝 あはは、かもね〜 カミュ 来週…か ちょっと早すぎるよね 琉輝 そうだね、あと1週間か… ▼二人とも左はけ 語り右から舞台上へ メグ コルリダは、ジュノーへ行くことを決心したようですね 皆さんもそうだと思いますが、楽しい幸せな時間は早いものです 旅立ちの日まで残り3日いよいよ別れのときが迫ってきます ▼語り定位置へ。左から琉輝・カミュ出 琉輝 あっという間にあと3日だね まだ実感わかないよ…。 カミュ そうだけどさ、あと3日で暫く会えなくなっちゃうのよ もうそんなに時間がないよ、急がなきゃだよ! 琉輝 そうはいうけど… そんな勇気なかなか出ないよぉ カミュ まぁ、そうなんだけどね… その前に、目の前の掃除を片付けよっか ▼舞台上をチョコチョコ動いて掃除してる感じを出す 以下の内容を話しながら最終的に舞台右側をあけるようにする カミュ ふんふ〜ん♪ らららる〜♪ 琉輝 カミュって、いつでも楽しそうだよね うらやましいな、そういうとこ カミュ 失礼な!なんか能天気っぽいわね、その言い方 あたしだって、悩むことくらいあるのよ? 琉輝 いや、そういう意味じゃないって カミュの悩みって、フィージェ君のことでしょ? カミュ うっ… 痛いとこ、突いてくるわね 琉輝 あたしの心配より、自分の心配しなさいよ どうなの?脈ありそうに見えるけど… カミュ ん〜どうだろ 今まで話した事無かったけど実はあたし… フィーちゃんに昔一回告白しててさ… 琉輝 えっ?そうなの?? ごめん、なんか聞いちゃまずかったかな カミュ ううん、いいんだ。 けど、皆にはすっごく感謝してるんだよ こうやって友達付き合いしてて色々わかったし 何だかんだで、気を使って優しい人だって思う。 琉輝 あたしも優しい人だとおもうよ、フィージェ君 カミュ うん、あたしも今まで良く見てきたから 不器用なんだなってw さぁ掃除も終わったし、片付けて帰ろっか 琉輝 そうね ▼右からフィージェ フィージェ お、二人とも 掃除おわったんか? 琉輝 えぇ、今から道具返しに行く所ですよ カミュ 来るならもう少し早く来なさいよ!そしたら手伝ってもらったのに フィージェ うっわ、ひでーな 人を手駒としか思ってねぇのか、お前は 琉輝 じゃあ、あたしは道具返してくるから 二人はここで待っててよ カミュ えっ?あたしも行くよ? 琉輝 一人で大丈夫だよ ちょっと待っててね ▼琉輝右ハケ フィージェは琉輝を目で追う感じで右を見る フィージェ 琉輝は甲斐甲斐しく気が付いていい奴だよなぁ やっぱ、女の子はあんな感じがいいよなぁ… カミュ ん?それはどういう意味よ どーせ、あたしはガサツですし 女の子らしくは無いですよっ フィージェ だなぁ お前も琉輝みたく女の子らしくしたらどうだ? カミュ は? フィージェ 考えてみたらしおらしいカミュってのも、ちょっと怖いものがあるな… おまえには、琉輝見たいな感じは似合わないだろうなぁ なんつーか、身の丈にあわないっつーか? 良いコンビなんじゃねぇの? カミュ なんなのよ… いつもいつも琉輝、琉輝って あたしはなに?琉輝のおかざりかなにかなの? フィージェ お、おい どうしたんだよ、冗談だよ そんな怒るようなことじゃねぇだろ カミュ 怒ることじゃない? ふざけないでよっ! あたしだって、一生懸命やってるのに… どうして、見てくれないのよ! もっとあたしの事見てよ… フィージェ カミュ… カミュ …もうやだよぉ ▼カミュ右ハケ 入れ替わりで琉輝舞台上へ 琉輝 カミュ…? フィージェ君、何があったの? フィージェ カミュが急に怒り出したんだが 俺の、せいなんだろうな… 琉輝 カミュ泣いてたよ? ▼フィージェ!エモ 琉輝 ここは追いかけるべきじゃないかしら、男の子? フィージェ 行って来るわ、校門でコルリダが待ってるから いつもの喫茶店に先行っててくれ。 ▼フィージェ右はけ 琉輝 了解だよー! (少し間) 追いかけていったって事は、脈ありよね… でもあれは、フィージェ君の言い方が酷いと思うけどなぁ? 頑張れ、カミュ… さて、私も頑張らないと ▼琉輝右はけ 第二舞台にカミュ右出中央付近へ カミュ中央付近に付いたら台詞。追いかけるようにフィージェも出る カミュ はぁはぁ… フィージェ はぁ・・カミュ…はぁはぁ・・追いついたぞ… カミュ なんで、追いかけて来るのよっ そんなに琉輝が良いなら、琉輝の側にいればいいじゃないっ! フィージェ そんな事いってないだろっ って、そうじゃないな とりあえず落ち着けよ、な? カミュ 落ち着け? 落ち着けるわけ無いじゃないっ!! なんで、追いかけてきてまで優しくするのよっ あたしがあなたの事好きなの知ってるじゃないっ それだって、ちゃんと返事もくれないでっ その気が無いなら優しくしないでよっ やめてよ…これ以上あたしを苦しめないでよ… ▼カミュ座る フィージェ カミュ… カミュ 帰ってよっ このままじゃあたし、惨めなだけじゃないっ もう、一人にしてよっ ▼フィージェカミュの真横まで移動。 ここから密着状態なので、台詞だし注意 カミュ !? フィージェ カミュ、ごめんな… そこまで思いつめてるなんて知らなかった カミュ 今、キス… フィージェ あの時ちゃんと答えられなくて本当にごめん いきなりで何も考えられなかったから… って、なに言っても言い訳だな カミュ フィー… あたしでいいの? フィージェ カミュだから良いんだ 俺の側にいてくれないか?これからもずっと カミュ ほんとに? ほんとにいいの? フィージェ あぁ 俺…僕は、カミュさんの事が大好きです これからもずっと、君と一緒にいたい カミュ フィーちゃん… うん…うんっ! あたしも、フィーが大好きっ あれ?あたしこんなに泣き虫だったっけ? 涙、止まらないよぉ… フィージェ 今まで待たせてごめんな、カミュ カミュ ぼんどだよぉ… ばだぜずぎだよぉ… フィージェ 泣くのか文句言うのかどっちかにしてくれ なに言ってるかまったく判らない・・・ ▼カミュ少し間をとる カミュ ん…ごめん 少し落ち着いた… フィージェ ん。(フィージェ撫でエモ) 落ち着いたら行くぞ? カミュ えっ?流石に付き合い始めてすぐ一緒に行くのはちょっと… 心の準備もあるし、下着も今日は可愛くないし… ▼フィージェショックエモ フィージェ まて、カミュ いきなり何の話だ… カミュ え?行くって言ったら、アルベルタかラヘルじゃ? フィージェ いきなり何をいうかおまえはっ! ちげーよっ!いつもの喫茶店だよっ コルリダと琉輝が待ってる カミュ なーんだ まぁそうよね、フィージェにそんな甲斐性ないわよね って、そいえばあの二人にはなんて話すの? フィージェ ん〜、そうだなぁ… まぁ、行ってから考えるか カミュ そだね〜 フィージェ んじゃ、行くか カミュ うんっ ▼二人とも右ハケ 第一舞台右からコルリダ・琉輝中央板付き 琉輝 そういえば、あさって出発だけど、 どう?準備の方は コルリダ 準備って行っても、こっちから持っていくのは少ないからな いくつかの資料と服くらいだろ? 小物はあっちでそろえれば良いしな 琉輝 そっか ほぼ終わってるんだね 終わってないんだったら手伝ってあげようと思ってたのに…残念 コルリダ そりゃすまなかったな でも、言われて気づいたけどもう明後日なのか… 実感わかないな 琉輝 次はいつ会えるんだろうね コルリダ どうかな… 琉輝 分かってはいたけど、やっぱり寂しいな コルリダ 皆と別れるのは正直辛い… 正しい選択だったのか、まだ悩んでる 琉輝 でも、やりたいことをやれるって凄いことだから それに… 正しかったかどうかは、これからの時間が決めるんじゃないかな? コルリダ 時間…か 皆に恥じないように、頑張っていかないとな 琉輝 そうだね 応援してるよ コルリダ ありがとう しっかし、あいつら遅いな・・・ 琉輝 多分暫くはこないよ ちゃんと結論が出るといいんだけどね どっちにしても、ちゃんと報告に来ると思うけど… コルリダ よくわからんが、気長に待てばいいってことか 琉輝 そうそう コルリダ ジュノーか 改めて考えてみても遠いな 琉輝 そうだね イズルードから飛行船が出てるって言っても、外国だから コルリダ 落ち着いたら、皆で遊びに来るといいって言っても 費用もバカにならないしな 琉輝 お小遣いためておかなきゃだね 皆で積み立てしておこうかしら… コルリダ 宿は親戚のうちがあったよな フィージェは俺のとこで良いし 交通費だけですみそうだな 琉輝 そうかもね 本格的に考えておこうかしら コルリダ 落ち着いたらだぞ? 琉輝 善処します コルリダ そういえば、琉輝は進路どうするんだ? そのまま、教会に勤務するのか? 琉輝 ん〜 まだ余り決めてないんだよね どうしたらいいとおもう? コルリダ 琉輝の人生だ 悔いの無い様に決めないとな 琉輝 なにそれ、誰かの受け売りじゃないの? コルリダ ばれたか ▼二人ともあははエモ そこへ、フィージェとカミュ右出 フィージェ 悪い、待たせたな コルリダ おぅ、遅かったな 二人ともなんかあったのか? 琉輝 あ〜 そういうことかw フィージェ !!? まだなにも言ってねぇよ!? カミュ あはは(照 うん…OKしてくれた…♪♪♪ コルリダ つーか、お前らがそういう関係になるとは… なぁ、カミュ こいつのどこがいいんだ? カミュ え〜 んとねぇ、意外と小心者で見栄張って頑張ってる所とか 話を振ってくれないと話せない所とか… フィージェ ちょっと待て、それは中の人の話だろっ! 今関係ないだろっ!! カミュ カミュ難しいことわかんなーい コルリダ あ〜、はいはい バカップルなのは把握した カミュ なによぅ あたしだって、すっと待ってたんだから良いじゃん コルリダ そんなに片思いしてたのか 全然気付かなかった… 琉輝 幸せそうでいいわね フィージェ、カミュをもう泣かせちゃ駄目だよ? フィージェ むしろ、俺が泣かされそうですよ… カミュ フィーかわいい〜♪ 琉輝 あぁ、カミュが壊れてく… もう手遅れかもしれない… フィージェ そんな訳で悪いんだけど、今日はここで解散ってことで こいつ落ち着かせて、家に帰さないと… コルリダ そうだな、その方がいいかもしれない 今のカミュは、なんか危ない つか、怖い… フィージェ だろ?リミッター外れっぱなしなんだわ 琉輝 恋する乙女の暴走を止めるのは彼氏の役目ね 生きて帰ってくることを祈ってるわ〜 フィージェ 不吉なこと言うなよっ …まぁ、そういうこったから、悪いな二人とも ほら、カミュ行くぞ カミュ はーい それじゃ、二人ともまったね〜♪ ▼二人パーエモ その後、右ハケ 琉輝 …嵐だったね コルリダ 人間、変わるもんだよなぁ まぁ、普段から落ち着きがない奴だったが、輪をかけてだったな 琉輝 可愛かったけどね あんなカミュ滅多に見れないわよ? コルリダ 明日間違いなく落ち込んでるぞ?アレ 琉輝 あはは、そうかもね でも、幸せそうで羨ましいな… コルリダ 琉輝は好きな人いるのか? 琉輝 私に? そりゃ年頃だもの、いるに決まってるじゃない コルリダ …そっか どんなやつなんだ? 琉輝 知ってどうするの? コルリダ えっ、どうするって 琉輝 乙女の秘密にむやみに突っ込んじゃだめだよ… 思い悩むことになるかもしれないよ? コルリダ …そっか、確かにそうだな 変な事を聞いてすまなかったな 琉輝 謝らなくてもいいわよ その分私も聞くから コルリダ へ? 琉輝 コルリダ君には好きな人はいるの? コルリダ 男の秘密にもむやみに… 琉輝 覚悟はあるからいいのっ! コルリダ どうしてこう、女性ってこういう話が好きかね… 琉輝 先に振ってきたのはコルリダ君だよ? コルリダ まぁ、そうだけど… いるにはいるんだがな 琉輝 どんな人なの?あたしの知ってる人? コルリダ よく知ってる…いや、よく知らない人なのかもしれないな… 琉輝 どっちよ コルリダ どっちだろうな まぁ、落ち着いてて、影ながら支えてくれるような、素敵な人だよ 琉輝 そっか、素敵そうな人だね 会ってみたいな、その人に 私が、コルリダ君に相応しいか確認してあげるよ コルリダ そりゃむりだろ 琉輝 なんで? コルリダ .。o○(やべっ、つい普通に返事しちまった) 琉輝 ねぇ、何で無理なの?(クスクス コルリダ お前さん、もしかして気付いてた? 琉輝 なんのことかしら? コルリダ 琉輝、お前さ… 意外と策士だよな… 琉輝 褒め言葉として受け取っておくわ コルリダ んで、もう分かっているとは思うが… タイミングも、友人たちがくっついた今ってのも何だか微妙なんだが 仕方ないのか? 琉輝 仕方ないんじゃない? こんな事が無かったら、こんな話にならなかったかもよ? コルリダ まぁ、そうなんだが… 琉輝 ここまで来ちゃえば、一緒だと思うけど それはそれとして、ちゃんとムードを出して欲しいな コルリダ 善処はするが… 琉輝 それでは、どうぞ コルリダ やりづれぇ… コホン… えー、本日はお日柄もよく 琉輝 私帰っても良い? ▼琉輝立ち上がる コルリダ 待て待て ▼琉輝座るしばし見つめ合ってから発言 コルリダ (アドリブで琉輝に告白どうぞ)※10行以内で 返事は今じゃなくても良い 俺が旅立つ前までには、答えをくれないか? 琉輝 分かっていたとはいえ、面と向かって言われると恥ずかしいね コルリダ 言う方も、めっちゃ恥ずかしいんだぜ 琉輝 気持ちは分かったけど、少しだけ考えさせてもらうね… コルリダ 良い返事を期待してるよ 琉輝 どうかしらね? それじゃ、あたしたちも帰りましょうか。 ▼琉輝席を立つ コルリダと一緒に右ハケ ハケと同時にメグ舞台へ メグ 本当に初々しいですねぇ私にもあんな若い頃がありましたよ… さて、一組はカップル成立してもう一組はどうなるんでしょうね 時間は進み約束の日 旅立ちの時は、もうすぐそこ ▼メグ定位置へ 定位置へついたらチャット看板「出発ゲート」 コルリダ右手から舞台左側へ コルリダ とうとう、この日が来たか 思ったより早く着いちまったな ▼フィージェ・カミュ右出 フィージェ おーい!コルリダ カミュ 早すぎじゃないの? そんなに、楽しみなの? コルリダ そういうわけじゃねぇよ まぁ、楽しみじゃないって言ったらウソになるな カミュ あっち行っても、たまには連絡よこしなさいよねっ コルリダ あぁ、お前らも近況連絡してこいよ フィージェ 面白おかしい日常をつづってやるぜ コルリダ 楽しみにしてるが、終始いちゃらぶはやめてくれよ?マジデ カミュ あたしたちのラブラブっぷりをガンガンアピールしまくりますよっ ね〜、フィーちゃん♪ フィージェ ね〜カミュちゃん♪ コルリダ まさか、フィージェが押し切られて ハイテンションバカ二人になるとは思っても見なかった… フィージェ バカとはなんだバカとは こんなにも、カミュを愛している表れだろうが ある意味、ブシドー精神って奴だ コルリダ あぁ、そのブシドーは確かにそんな感じだったな そんなことはどうでもいいが、琉輝はまだ来てないのか… フィージェ そういえば、まだ来てないな カミュ 準備に手間取ってるんじゃない? フィージェ 準備? カミュ フィー、細かいことは気にしちゃだめよ フィージェ はいっ!すんませんっした!! コルリダ 完全に尻にしかれとるな… カミュ そろそろくると思うんだけどね〜 もう出発時間まであまりないじゃない? コルリダ そうだな…もうそんな時間になるのか お前らにも世話になったな いつでも遊びに来てくれよ! ただ、新婚旅行で来たとか勘弁しろよ ちゃんと式にも呼んでくれよ? カミュ ちょっと、気が早いよw ▼語りチャット看板「搭乗開始」へ変更 コルリダ おっ、搭乗手続き開始したようだな そろそろ行くわ フィージェ けど、まだ琉輝来てないぞ? コルリダ それが答えってことだろ まぁ仕方ないてこった フィージェ 何の話だ? コルリダ いや、こっちの話だ カミュ コルちゃん、女々しい事言ってないで、ギリギリまで待つ! 男の子でしょ!女性を待つのは甲斐性だよ! あたしのフィージェ見たく甲斐性無しじゃないんだからw フィージェ また、酷いいわれようだ… コルリダ でもなぁ カミュ あぁーもうっ 黙って待ってろごるぁ コルリダ は、はいっ フィージェ コルリダ、頼むからカミュを怒らせないでくれ… 後が怖い コルリダ 今でも充分迫力が… カミュ そこ二人っ!黙って待機!! 二人 はっはい! ▼琉輝舞台右より出 琉輝 みんなー、お待たせしました カミュ まったく、ギリギリじゃないのよっ そんなに説得に時間かかったの? 琉輝 えへへ 結局、いまだに平行線… まぁ、もう少し話し合えば大丈夫じゃないかな? カミュ たまに琉輝ちゃんの行動力にびっくりするわ コルリダ あの・・・話が見えないんだが フィージェ 俺たちにも分かる様にプリーズ 琉輝 あのね あたしも一緒にジュノーに行くの フィージェ …は? コルリダ えっと、なんで? 琉輝 何でって、告白してくれてすぐに遠距離恋愛なんて嫌でしょ? だったら一緒に行こうかなって カミュ あたしも話し聞いたときはびっくりしたわよ。 3日で準備から手配までこなしちゃうんだものビックリよ コルリダ でも、いいのか? まだ、駆け出しだぜ? 琉輝 いいの でもその前にこの前の返事もしなくちゃね 私は、コルリダ君に付いて行きます これからも、一緒にいてね? コルリダ …あぁ あぁ!絶対幸せにして見せるよっ! カミュ あの〜、盛り上がってるとこ悪いけど、出発時間だから あとは船の中で存分にね コルリダ あぁ、いってくる 琉輝 いってきます! フィージェ おう、いってこい! カミュ 元気でねっ! ▼四人パーエモ コル・琉輝は左はけ カミュ いっちゃったね フィージェ あぁ、まさか二人ともいっちまうとは… カミュ あの二人なら上手くやってくれるよね フィージェ だな そろそろ帰るか カミュ そだね ▼カミュ・フィージェ右手ハケ メグ 時間はかかりましたが、4人はそれぞれの道を歩み始めました コルリダはその後学者の道を進み、琉輝はそんなコルリダを支え フィージェとカミュはプロンテラで託児所を営んでいるようです ゆっくりと育んできた4人の絆は途切れることなく続いたそうです。 今宵のお話はここまで