.うたかた月夜メイン公演[うたかたの恋 2012] 公演日:2012年8月公演予定 配役: 語り(エンジェ持) :niki   ←PTから外れる 姫乃 :団長(忍者)  ヒロイン(アコ系) :団長(アコ)    青年(アルケミ系) :sin 少女 :ブラフマン 仲間A(弓系) :夜姫 仲間B :ReZEL 刺客 :店長(代役 ReZEL) 子供 :ReZEL 琉輝 :団長(AB) 装備: 姫乃  ⇒オーディンマスク 仲間AB ⇒目隠し系 青年  ⇒ミニグラス 少女  ⇒可愛らしい装備 刺客   ⇒悪役っぽい装備 語り  ⇒オペラ仮面 持ち物:姫乃 各色ポーション多数・スキル用の石・蝶・応急手当スキル・FWスクロール・手紙 ヒロイン FWスクロール 青年 各色ポーション多数・ポートレート・蝶・応急手当スキル 仲間A    当日の役職   うたかたの劇はメンバー自身の名前のまま登場人物として公演を行います。(一部例外あり)  ですが、劇中で名前を呼ばない役や容姿を表す場合などわかりづらい配役のみ役職部分を変更します。 語り:[ 活動弁士 ] 刺客:[ 刺客 ] 少女:[ 少女 ] 子供:[ 子供 ] 仲間:[ 忍び ]  上記以外は [ 名前 ] [準備] ■メンバー4人(刺客役・少女役を含む)は客席の四方に座って準備をしておく。露店商人が望ましい。 ■21時55分までは前座を行い、以降開始22時までは舞台は無人。 ■22時の公演とともにエンジェランスを鳴らし、話を突然始めるスタイルを用いる。 ■ヒロインは、ポタを舞台上の家裏あたりにセット。 舞台での注意事項は語り役が劇中で行うことになるため、団長の舞台挨拶は 今回は最後のみとなる。 区切りごとにエンジェランスを鳴らすようになっているが 代わりの音があれば変更可能。 ------------------------------------ [序章・失態] ▼語りはその場にて下記の放送を読み上げます。 語り 本日は・・・劇団うたかた月夜 結成7周年記念公演にお越しくださいまして まことにありがとうございます。 公演に先立ちましてご案内申し上げます 本公演はメインスタイル公演となっております。 メインスタイル公演は、お客様にじっくり観ていただけるよう オープンチャットによる声援はご遠慮いただいております。 なお、チャット看板による声援は行えますが 大事なセリフなどを聞きもらしてしまう場合があるため、 程よく表示されることをお勧めします。 また演出効果のため客席より劇団員がスキルを使う場合がございます。 皆様はスキル、またはアイテムの連続使用などは行わないで下さい。 ----枝使用可能になっている場合---- テロ行為があった場合は、みなさんのご協力をもって 対処したいと思いますので、ご協力をお願いいたします。 また、テロ行為によって倒れた方は、リザレクションをかけますので 起き上がり次第リログされるようお願い申し上げます。 ---------------------------------- 語り ・・・ご協力をよろしくお願い致します。  ★語り エンジェランス 語り ・・・それはある午後の出来事 「とある森の中」 ▼姫乃 舞台右から登場する。    一歩歩くごとに息遣いを荒くしてポーションを使う。    使う順番は赤・橙・黄・白と回復量を増やしていくこと。    舞台中央まで移動し、演技開始 □□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□ □□□□姫←←←←← □□□□□□□□□□ □□□□□□□□□□ 姫乃 うぐっ・・・、なんてことだ・・・ あたしがこんな単純な任務でしくじるなんて・・・ ▼姫乃 舞台左にゆっくり退場していく。       続いて舞台右から登場するため、移動をしておくこと。 ▼刺客 姫乃がいなくなってから「少し間を開けて」  客席からそのまま舞台に登場する。 刺客 ちっ、見失ったか・・・ まぁ、あの怪我だ そう遠くまではいけないだろうな (エモ /! ) かすかに血の臭いがするな・・・ ▼刺客 舞台左に退場   ▼姫乃 舞台右からゆっくり登場。    さっきと同じようにポーションを使いながらゆっくり移動する。 姫乃 はぁ・・・はぁ・・・ こんなとこ・・ろで・・・たおれ・・・るわけに・・・は・・・ ▼姫乃 上を向いて目隠しを外し、毒ビンを飲んで倒れる 姫乃 だめ・・・、ひめの・・・まだ・・・がんば・・・ら・・・   ▼倒れたのを見計らって、客席にいる少女は舞台に直接登場。 少女 確かこのあたりに月見野草が生えていたはずなんだけどなぁ〜 もう少し奥だったかな・・・ (エモ /! ) きゃっ!人が・・・倒れてる! ▼少女 近づいて座る 少女 ・・・気を失っているだけみたい 早く手当てしなきゃ! ▼少女 エフェクトアイテム使用 (間をあける) 姫乃 (エモ /! ) こ、ここは・・・ 痛っ! 少女 (エモ /! ) あ、気がついた! 応急処置はしたからもう大丈夫だよ ・・・でも、早めにお医者様にみてもらったほうがいいかも 姫乃 あんたが手当てしてくれたのか・・・ 少女 えぇ・・・ それにしても、顔に怪我がなくてよかったね 女の子は顔が命ですもの! 姫乃 顔? あ・・・ 少女 どうしたの? 姫乃 な、なんでもない・・・ すまない・・・、体を起こしてくれないか・・・ 少女 あ、ちょっと待ってて ▼少女 イグ葉を使って起こす。 ▼姫乃 座る 少女 少しは薬が効いてるかな お兄ちゃんの作る薬は良く効くから 姫乃 ・・・ ▼刺客 舞台右から登場 刺客 くぅ〜くくく・・・ 見つけたぜ 姫乃 (エモ /! ) ▼刺客 姫乃に近づく ▼少女 姫乃と刺客の間に入り、さえぎる 少女 な、何なの、あなたは!? 刺客 ん? ガキはひっこんでな! ▼刺客 攻撃スキルで少女を攻撃する 少女 きゃ! 姫乃 (エモ /! ) ▼少女 攻撃を受けたら、少し離れてその場に座る。       そして、客席に背を向けること 刺客 俺の邪魔をするから痛い目をみるんだよ さてと・・・ (エモ /! ) 素顔は可愛いじゃねぇか・・・ ▼刺客 姫乃を品定めするように背後へゆっくりとまわりこむ 刺客 忍者なんて影の仕事なんかしてねぇで、オレに女にならねぇか そんなら命は助けてやるぜ・・・ 姫乃 下衆が・・・ ・・・あたしの素顔を見て生きていられると思うなよ ▼姫乃 立ち上がる 刺客 まだそんな強がりが言えるとはな・・・ その怪我で何ができ・・・ ▼姫乃 刺客の背後に回って攻撃スキル ▼刺客 2歩ほど姫乃から離れる 刺客 ぐっ・・・ ま、まだそんな力が残って・・・いやがった・・・のか・・・ ▼刺客 出来るだけ画面端へ行き毒ビンで倒れる⇒そのまま待機 姫乃 はぁはぁ・・・ ・・・お、追っ手がまた来る前に ▼姫乃 少女の近くに寄る 姫乃 (エモ /… ) ・・・あたしの素顔を見たこの少女も ・・・始末していかなければ ▼姫乃 スキルを使って武器を見せる 姫乃 ・・・しかし、この少女が処置してくれなければ さっきの奴にあたしは殺されていたんだ・・・ ▼姫乃 少女の近くで演出 姫乃 直接お礼を言えなくてすまない・・・ ・・・ありがとう ▼姫乃 次に登場する場所にてログアウト ヒロインにチェンジ □□□□□□□□□ □□姫□□□□□□ □□□□□□□□□ □□□□□□□□□    客 席 ▼仲間A 間を開けて 客席から舞台に登場 仲間A 予定時間より帰りが遅いから探していたが・・・ ・・・姫乃のやつ、なんという失態を私の前でしてくれたんだ・・・ 少女 う・・・うぅ・・・ 仲間A ・・・ 少女 ・・・いったい何が 痛っ!! あ、そういえば、変な人が急に襲ってきて・・・ 仲間A ・・・ 少女 (エモ /! ) あ、あの・・・すいません・・・ ここに女の人がいませんでしたか・・・? 仲間A (エモ /… ) 少女よ・・・ 自らの運の無さを恨むがよい・・・ 少女 え・・・ ▼仲間A 攻撃スキルで少女を攻撃 少女 があっ な、なんで・・・ ▼少女 よろけながら少し歩いて毒ビンで倒れる 仲間A 我々・・・忍びの素顔を見たものは 掟により確実に始末しなけばならんのだ あいつの素顔をお前は見てしまった・・・ 助けてくれたことは礼を言う・・・ だが・・・ それこそがお前の不運だったのだ ▼仲間 蝶を使って消えること  ★語り エンジェランス ▼少女 そのままセーブポイントへ戻る ▼刺客 そのままセーブポイントへ戻る ▼語り その場に立ち上がり、プロローグ 語り 忍びの掟の1つ・・・。 それは素顔を知った者は確実に葬らなければならないというもの。 裏世界で暗躍する忍びにとって 素顔を晒すことは死と同じ意味を持っていた。 だがそれは、掟の1つに過ぎない・・・。 劇団うたかた月夜 第33回公演 結成7周年記念「うたかたの恋〜〜」  ★語り エンジェランス [第1章 出会い] 語り 「とある青年の家」 ▼青年 舞台左から登場  挨拶は舞台端で行うが、歩きながら中央へ移動しつつ発言していく。  特に中央へ行くまでに発言し終わらなくてもいい。 語り 「がちゃ・・・」 青年 おはよう・・・ (エモ /… ) ・・・って、返事が返ってくるわけないか もうお前はここにはいないんだ (間をあける) 青年 どうしてお前が死ななければならなかったんだ・・・ どうして・・・殺されなければならなかったんだ・・・ (間をあける) ・・・やめよう 考えてもどうしようもない・・・ ▼青年 舞台の左端へ移動 ▼ヒロイン 舞台右から登場し、毒ビン倒れ、タイミングよく語りを入れる 語り 「どさっ・・・」 青年 (エモ /! ) ん?何の音だ? 玄関のほうだったような・・・ ▼ヒロインの近くに寄る 語り 「がちゃ・・・」 青年 (エモ /! ) おい、大丈夫か!? ・・・気を失っているだけみたいだ 早く手当てしなきゃ!  ★語り エンジェランス   ▼ヒロインはセーブポイントへ戻り、ポタで舞台袖に戻る。  青年は舞台中央に移動して待機 青年 だいぶ体力を消耗していたようだが あのたくさんの傷はいったい・・・ 事件に巻き込まれたのか?それとも・・・ ▼ヒロイン 舞台左から登場 語り 「がちゃ・・・」 ヒロイン あ・・・ 青年 お、目を覚ましたか・・・ 怪我はどうだ?痛むか? ヒロイン もうだいじょ・・・ (エモ /! ) 青年 無理は良くないな 処置したとはいえ、傷口はまだふさがってないだろうし ヒロイン あなたが手当を・・・? ありがとうございます・・・ 青年 いやなに・・・ 僕は医者ではないんだが、薬を調合する薬術師でね 簡単な処置なら一通りの道具はそろっているんだよ ところで・・・ ヒロイン はい? 青年 いや・・・ 幸い怪我もさほどひどくはないようだから 1週間もすれば痛みは引くだろう 傷の完治まではずいぶんかかるかな・・・ ヒロイン そうですか・・・ 青年 まぁ、痛みが引くまでは無茶はしないほうがいい 君が嫌じゃなければ、しばらくはうちで療養していくといい ちょうど部屋も余ってる ヒロイン いえ、そこまでお世話になるわけには・・・ もう、失礼します・・・ ▼ヒロイン 汗エモ( /汗かき )を出しながら  かなりゆっくり舞台右へ移動する 青年 ほら、歩くのがやっとじゃないか・・・ それに・・・ ヒロイン (エモ /? ) 青年 何か事件に巻き込まれているのではないかと思ってな・・・ ヒロイン ・・・なぜ巻き込まれたと? 青年 勘違いかもしれないから気にしないで ヒロイン ・・・ 青年 幸いここはゲフェンの街から離れた場所だし 人が来るとすれば薬を求める医者くらいだ 身を隠すというのも変だけど、療養するにはうってつけの場所だよ 傷が完治するまでここにいるといいさ それにはしっかり食事をして、十分に休養を取る事! 座って待っててよ、食事を用意するから ▼青年 舞台左に退場 ヒロイン ・・・親切な人 でも・・・ここに長居するわけにはいかないのよ 早くここから立ち去らないと・・・ ▼語り ヒロインが舞台右近くまで言ったら擬音 語り 「がちゃ・・・」 ▼ヒロイン 舞台右に退場  ★語り エンジェランス [第2章 捜索] ▼仲間AとB 舞台右から登場し、中央に移動 語り アマツ [忍びの里] 仲間A どうだ?奴は見つかったか? 仲間B (エモ /… ) アルベルタ、モロク周辺ではみかけておりません これからゲフェン方面へ向かいます 仲間A そうか・・・ 引き続き、捜索にあたってくれ 場合によっては人数を増やす 掟破りは必ず捕まえるのだ! 仲間B 御意・・・ 仲間A 行け! ▼仲間B 蝶を使ってセーブポイントへ 仲間A ・・・姫乃 逃げきれると思っていたら大間違いだよ・・・ 私たちは必ずあんたを捕らえる・・・ 忍びの掟はどんなことがあっても絶対なんだ・・・ ・・・今日はフェイヨン周辺をあたってみるか ▼仲間A 蝶を使ってセーブポイントへ  ★語り エンジェランス ▼青年 舞台左から登場    舞台中央で座って、赤ポをいくつか飲んでから発言 語り ゲフェン郊外 [ハザマの家] 青年 これなら子供達にも飲めるかな? ▼ヒロイン 舞台左から登場 語り 「がちゃ・・・」 ヒロイン なんだろう、甘い匂い・・・ 青年 おはよう どうだい?体の調子は・・・ ヒロイン だいぶ痛みもなくなって楽になりました ・・・それよりもこの匂いは? 青年 あぁ〜、子供達にはハーブの薬は苦いからね 木イチゴの乾燥粉末を混ぜ込んでみたのさ さっき飲んでみたけど、結構おいしく調合できたと思うよ ヒロイン 子供たちも喜びそうですね 青年 飲んでみるかい? ヒロイン ・・・甘くて美味しい (エモ /ハート ) 青年 だろう? さぁ、朝食も用意してあるから食べようか ヒロイン はい ▼青年とヒロイン 舞台中央で1マス空けて座る ヒロイン 私がここに来てからもう5日も経ちましたね 青年 そうだね ヒロイン 傷の具合もよくなってきましたし そろそろ・・・ 青年 えっ まだ、無理はしないほうがいい ヒロイン でも・・・ 青年 君には身寄りが一人もいないって話してたよね 完治する前に宛もなく出ていくのは危険だよ ヒロイン でも、それではあなたに迷惑が・・・ 青年 迷惑じゃないさ それに怪我人がそんなことを気にするものじゃない それとも、僕が君に何かすると思って・・・ ヒロイン そ、そんなつもりじゃ・・・ (エモ /汗かき ) 青年 あはは、冗談だよ (エモ /笑い ) ヒロイン ・・・もう 青年 そろそろ薬をゲフェンに持って行かなくちゃ・・・ ゆっくり食べてていいからね ヒロイン あ、私も一緒に・・・ 青年 (エモ /! ) ・・・あぁ、一緒においで ヒロイン はい! 語り 「がちゃ・・・」 ▼青年 舞台右から退場 ヒロイン 大丈夫よね・・・少しだけお手伝いするくらいならきっと・・・ ・・・そうよ、きちんとお礼をしなくちゃだし あと少し・・・だけだから・・・ ▼ヒロイン 舞台右に退場  ★語り エンジェランス [第3章 真実] 語り 琥珀の傷はハザマの調合した薬によって少しずつ良くなっていった。 そして、琥珀は恩返しのつもりで彼の仕事を手伝うようになった。 薬を街に届ける際にも彼に付き添い 街の人たちからは付き合っているのだと誤解されるほどに・・・  ★語り エンジェランス ▼子供とヒロイン 舞台右から登場し、舞台中央に座る 語り プロンテラ [患者の家] 子供 それでそれで・・・ ヒロイン 「ニンゲンを好きになったデビルチにまおう様は言いました。 『お前はマモノではなく、ニンゲンとして生まれ変わるのだ。 力の弱いニンゲンになって、生きていくがいい』と・・・。 そして、デビルチはニンゲンとして生まれ変わりました。 小さな体だったデビルチの時では支えられなかった 目の見えないの女の子の手を握って 「あの青い空をもう一度」見せるため、 医学を学ぶプリーストとなって生まれ変わったのです。」 おしまい! 子供 ねぇねぇ、デビルチのカイは幸せになったんだね!? ヒロイン そうね、きっと幸せになったでしょうね さぁ、そろそろ休みましょうか〜 ▼少女 舞台左に退場 ▼青年 舞台右から登場 青年 ・・・それは「青空」の絵本だね ヒロイン (エモ /うんうん ) 青年 魔物と決めつけて討伐する人間と・・・ 目が見えないからこそ心で分かり合えた少女との関係・・・ いろいろ考えさせられる話だよね ヒロイン そうですね 人だって見た目ではなくて、やっぱり心なんだって 私も思いました・・・ 青年 そうだね さぁ、帰ろうか 語り 「がちゃ・・・」 ▼青年とヒロイン 舞台右へ退場し、家の上を通って舞台左から登場 語り [ゲフェン平原] ヒロイン あの子に届けた薬で早く完治するといいですね 青年 そういえば琥珀さん、あの子にかなり懐かれてたね 熱があるというのに、絵本を楽しそうに聞いてたし 来週、様子を見に行ってみようか きっとまた会いたいって思っているよ ヒロイン はい! 次は「雪虫」の絵本を持っていこうかなぁ〜 青年 ・・・心から願えば必ず叶うっていう雪虫? ヒロイン です! (エモ /ふん ) 青年 そっか・・・願えば叶うか・・・ 病は気からっていうけど・・・ 琥珀さんがいるだけで、あの子の病気はどこかへ行っちゃうかもね! ヒロイン そ、そうですか・・・ (エモ /e5 ) 青年 うん きっと琥珀さんの優しさに癒されるんだよ (間を空ける) 青年 僕も・・・そうだから・・・ ヒロイン えっ 青年 えっ、あ、あぁ〜、そろそろ積み荷を運ぶ馬が欲しいね 徒歩だと家に着く頃には真っ暗になるし・・・ ▼2人 舞台右に退場し、しばらくして舞台右から登場 語り ゲフェン郊外 [青年の家] 青年 やっぱり真っ暗だ、あははは・・・ 語り 「がちゃ・・・」 青年 はぁ、ただいま〜 ▼姫乃 古いポートレートをおとして、拾う ヒロイン ハザマさん・・・何か落とし・・・ (エモ /! ) 青年 あ、写真か・・・ ヒロイン この方は・・・ 青年 ・・・これは妹だよ ヒロイン い・・・妹・・・さん・・・? でも、身寄りは・・・ないって・・・ 青年 あぁ・・・ 1ヶ月ほど前かな・・・ 月見野の丘へ薬草を取りに行く途中で倒れててね・・・ そのまま赤き月へ・・・ ヒロイン (エモ /? ) あかき・・・つき? 青年 あぁ、赤き月というのはこの地方の伝承でね 生を全うした人間は赤い月へ昇るって言い伝えがあるんだ ヒロイン ・・・つまり、亡くなられた? 青年 まぁ、そういうことだ 胸に1本の矢が刺さっていたんだってさ どこかの馬鹿が動物と人を間違って放ったじゃないかって・・・ でも、適確に矢は心臓を貫いていた・・・ だから僕は・・・ 誰かに殺されたんじゃないかって思ってる ・・・でも、犯人を捕まえることは出来ないけどね ヒロイン ・・・そ、そうですか 青年 でも、いつか・・・ この矢を放ったやつを見つけ出て・・・そして・・・ ヒロイン (エモ /! ) ・・・ 青年 あ・・・、すまない さぁ、夕食にしようか ヒロイン ・・・ハザマさん わ、わたし、そろそろここを出ようと思います 青年 (エモ /! ) き、急に何を言い出すのさ ヒロイン もう私も完治しましたし・・・それに・・・ ・・・ここは居心地が良すぎます 青年 だったら、ずっとここにいればいいじゃないか! ヒロイン (エモ /! ) ハザマさん・・・ 青年 流行り病で両親を亡くしてからずっと妹と一緒だった その妹が・・・こんなことになって・・・ 恥ずかしい話だけど、琥珀さんが来てからは 悲しみに沈んだ心が癒される気がして・・・ このままずっといてくれたらどれだけ嬉しいか・・・ ヒロイン ・・・ 青年 (エモ /! ) ご、ごめん ぼ、ぼくは何を言ってるんだ・・・ (エモ /汗かき ) ちょ、夜風に当たってくる・・・ ▼青年 舞台右に退場 ▼仲間A 登場 仲間A (エモ /… ) ヒロイン ・・・ハザマさんがあの子のお兄さんだなんて だったら、なおさらここに居座るわけにはいかない・・・ 私を助けたがためにあの子は・・・ だから、あの子は私が・・・殺したんだ・・・ ▼ヒロイン 舞台左へゆっくり退場 ▼仲間A 舞台右へ退場  ★語り エンジェランス 語り アマツ [忍びの里] ▼仲間A 舞台右から登場し、中央へ 仲間A ・・・ ▼仲間B 客席から舞台へ登場 仲間B 夜姫様、報告します! ここ数日、ゲフェン郊外を捜索しましたが、姫乃はどこにも・・・ 仲間A ・・・ ごくろうだった・・・ 明日は総員でフェイヨン周辺を探索する 今宵は休め 仲間B はっ! ▼仲間B 蝶で消える (間を開ける) 仲間A ・・・姫乃はどこにも・・・か さすがは姫乃の変装だね・・・ 他の者は気付かれなかったようだが、私の目はごまかせないぜ これ以上・・・あんたに安息の日々を与えるわけにはいかない だが、今は楽しむがいいさ・・・ これが私からの手向けだ・・・ ▼仲間A 蝶でセーブポイントへ戻る  ★語り エンジェランス [第4章 葛藤] ▼ヒロイン 舞台左から登場し、客席近くへ移動する。  位置的には以下の●のあたり  モノローグのような感じで話していく □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ □□□□□□●□□    客 席 ヒロイン 私はもうここに居てはいけない・・・ ううん・・・居られないんだ あの矢じりは、里に伝わる秘武器・・・ ・・・彼の妹を殺したのは里の者だ 私を助けてくれたあの子は 私の素顔を見てしまったから命を落とした 「素顔を見た相手は確実に殺すべし・・・」 それが忍びの掟だから・・・ 本当なら私が・・・ あの子を始末しなければならなかったのに・・・ ▼姫乃 ログイン登場 □□□□□□□□□ □□姫□□□□□□ □□□□□□□□□ □□□□□□●□□    客 席 姫乃 どちらにしろあの子は消される運命にあったんだ あたしには出来なかった・・・それを仲間が実行した・・・ 結果は変わらない、悔やんでもしょうがない これだけは変わる事のない事実・・・ ヒロイン でも、私が任務に失敗して追われていなければ・・・ あの場所で私が倒れなければ・・・ 彼女と出会うことはなかった・・・ 姫乃 確かにそうだ・・・ あたしがあの森で力尽きなければ・・・ 彼女と出会うことはなかった・・・ あたしがいなければ・・・ ▼↑の姫乃のセリフが消えたら、同時に発言する ヒロイン 彼の妹は死なずに済んだのに・・・ 姫乃 彼の妹は死なずに済んだのだ・・・ ▼ヒロイン ● 舞台中央へ移動しながらセリフ □□□□□□□□□ □□姫□□□□□□ □□□□●□□□□ □□□□□□□□□    客 席 ヒロイン だから、彼女を殺したのは私・・・ 姫乃 そう、あたしなんだ・・・ ヒロイン 運命の女神なんて信じない・・・けど いるならあなたを恨みます なぜあの子は彼の妹だったの・・・ 私はなんで彼に助けられたの・・・ ねぇ、なぜこんな運命の悪戯をするのよ・・・ 姫乃 ・・・ ヒロイン こんなことなら・・・ もっと早く・・・彼の前から消えていればよかった ずっと彼のそばに居たいなんていう感情が芽生える前に・・・ 姫乃 ・・・捨て去ればいいだけだ ヒロイン 今さら遅いのよ!!! 彼の想いも・・・私と同じだって知ってしまったから 彼が事実を知ればきっと・・・ 姫乃 あたしを憎むだろうな・・・ ヒロイン でも、このまま何もかも隠してそばになんていられない 里の者に見つかれば、掟破りの私は処分される・・・ なら、いっそのこと彼に全てを打ち明けて せめてもの償いに彼の手で私を・・・ 葬ってほしい・・・ 姫乃 うたかたの恋というわけか・・・ ふっ、皮肉なものだな あたしには・・・幸せになる権利はないってことか ヒロイン 不満? 姫乃 いいや、本望さ これで掟に縛られ続けた人生が、好きな人の手で終われるのなら・・・ ▼姫乃 ログアウト退場 のため、指定の位置へ移動する ▼ヒロイン ● その場所をきちんと覚えておく    |  | □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ □□姫□●□□□□ □□□□□□□□□    客 席 ヒロイン そうね・・・ あの出来事以来・・・、ずっと掟の疑問が残ったままだったもの・・・ 姫乃 (エモ /… ) あ〜ぁ、せめて最後に奴の墓前で謝りたかったなぁ〜 ヒロイン そうね・・・ 今年もあの場所は、アドニスの花が綺麗に咲き誇っているでしょうし (エモ /! ) あ、でも、私も月へと昇るなら行かなくても会えるんじゃない? 姫乃 伝承になぞらえてってか? 逝ったら逝ったで、こっちに来るなと追い返されそうだが・・・ (エモ /くすくす ) ヒロイン そうかも・・・ (エモ /笑い) さて、始めましょうか 姫乃 あぁ・・・ ▼姫乃 指定位置でログアウト退場    |  | □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ □□姫□●□□□□ □□□□□□□□□    客 席 ヒロイン そうよ・・・ これが女神が望む悪戯だというのなら この手で翻してやろうじゃない・・・ 私は私の信念のみを信じる! ▼ヒロイン 舞台左へ退場  ★語り エンジェランス [第5章 追跡 ] ▼仲間A 舞台右から登場し、舞台中央へ移動    仲間B 仲間Aに続いて登場する 語り アマツ [忍びの里] 仲間A 掟破りの姫乃を見つけた 仲間B (エモ /ショック ) 夜姫様、自らお探しに・・・ 仲間A そうだ、お前らに任せては埒があかないようなのでね 仲間B そ、そんな・・・ 仲間A あいつの始末は私一人でいく・・・ お前達は別の任務へ当たってくれ 仲間B お一人で大丈夫ですか? 彼女はこの里きっての暗殺術の持ち主ですが・・・ 仲間A ・・・不抜けとなったあいつに私がやられるとでも? 仲間B いえ、決してそんなことは・・・ 夜姫様は、この里で1、2を争うお方・・・ 仲間A 任務は絶対に遂行する それが私たち忍びの里の掟だ お前も忘れるな 仲間B はい!わかりました 仲間A あ、そうだ この手紙をゲフェン郊外にいる薬術師の男に渡してくれ 仲間B 薬なら秘伝の丸薬が一番かと・・・ (間を開ける) 仲間A ・・・イチゴ味の薬を開発したという噂を聞いたんだ 試しに飲んでみたくてな・・・その依頼書だ 仲間B ・・・なんとも可愛らしい それじゃ行ってきます ▼仲間B 蝶でセーブポイントへ 仲間A だ〜れがそんな甘い薬を飲みたがるかよ・・・ さて・・・これでお膳立ては完了した あとは時期が来れば・・・ 私の一矢で、お前の抱く幻想もろとも射抜いてやる・・・ ▼仲間A 舞台左に退場 次の登場のため客席の中に潜む  客席ポタで中に入っているとよい  ★語り エンジェランス 語り ゲフェン郊外 [青年の家] ▼青年 舞台左から登場し●の位置で座る ▼仲間B 舞台右から登場 □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ □●□□□□B□□ □□□□□□□□□    客 席 仲間B ごめん! 青年 (エモ /! ) ん?来客かな・・・ ▼青年、仲間Bの近くに寄る 語り 「がちゃ・・・」 仲間B お手紙をもってきましたので 青年 あ、はい、ごくろうさまです ▼仲間B 舞台右へ退場 ▼青年 舞台中央へ移動する 青年 差出人が書いてないけど・・・薬の依頼人かな・・・ (間をあける) 青年 ・・・なんだよ、この手紙 なんで・・・琥珀さんのことが書いてあるんだ・・・ (エモ /… ) 琥珀さんを探さなきゃ! ▼青年 舞台右へ退場  ★語り エンジェランス [第6章 掟破り ] ▼ヒロイン 舞台右から入場し、舞台左端近くまで移動  玄関は舞台は左端とする。 ヒロイン 私のことは、私が終わらせなきゃ・・・ たとえ・・・命を賭しても・・・ 語り 「かちゃかちゃかちゃ・・・」 ヒロイン (エモ /? ) ・・・鍵がかかってる? 今日はずっと家にいると言ってたのに・・・ (間をあける) ヒロイン (エモ /! ) ・・・せめて最後にハザマさんにお礼を言いたかったなぁ (間を開ける) ヒロイン でも・・・ そんな時間・・・くれないんでしょ? 夜姫・・・さん ▼仲間A 舞台右から登場 仲間A ・・・さすがだな 気がついてたのか・・・ ヒロイン そんなに殺気を漂わせていればね・・・ 仲間A 久しぶりだね・・・姫乃・・・ おっと、今は琥珀だったかね? ヒロイン あぁ〜、そっちの名前までばれちゃってるのね (エモ /笑い ) 仲間A ・・・探すのには苦労したよ だが、もうお前の茶番に付き合い続けられるほど私は暇じゃないんだ 忍びの掟最大の禁忌・・・ 「頭領殺し」を犯したお前を、掟に従い始末する ヒロイン (スキル ニューマ) 仲間A (スキル 攻撃スキル) ちっ・・・ ヒロイン 夜姫さん、やめて! 私はもう誰も殺めたくない・・・ 仲間A 頭領を殺めたお前が何を言うか! ヒロイン (エモ /!) そ、それは・・・ 仲間A ふっ、お前が戦わないのであればこっちにも考えがある 薬術師の男・・・お前はいたく気に入っているようだな ヒロイン (エモ /! ) 仲間A その男・・・ 我々が拘束している・・・としたらどうする? ヒロイン (エモ /! ) 彼に手を出したら許さないわよ 仲間A 許さないならどうするつもりだ? それでお前が私と闘うというなら・・・ 手を出すに決まっているだろうが! ▼ヒロイン 姫乃がログアウトしたセルへ移動する    |  | □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ □□ヒ□□□□□□ □□□□□□□□□    客 席 ヒロイン ・・・やるしかないってことなのね この私と闘うからには・・・ (少し間をあける) ヒロイン 本気でやらないと死ぬわよ・・・ ▼ヒロイン FWスクロールを自分のセルで使い、蝶を使う  姫乃 消えた瞬間にログインし、入れ替わる  ここは練習が必要です。 ▼姫乃 FWが消えるまでは何も言わない 姫乃 ・・・彼はどこ? 仲間A 言うと思うのか? 姫乃 力づくで吐かせるしかない・・・ってか もう忍術なんて使うことないと思ってたのにな・・・ ▼姫乃 仲間Aがいない場所にFWを1つ置く 姫乃 覚悟をきめろ、夜姫! ▼姫乃 火炎陣(?)を使う 仲間A それでこそ姫乃だ ▼青年 舞台左上端に登場 青年 琥珀さん! 姫乃 ・・・! ハ、ハザマさん!? 仲間A ちっ・・・ 邪魔しやがって・・・! 青年 もう・・・やめるんだ・・・ 仲間A はっ! くだらないな、姫乃! そんな男の言うことに従うのかい? 姫乃 ・・・ ハザマさん・・・私は・・・ 確認しなければならないんです・・・ たとえ、その結果・・・私が彼女と戦わなくてはならないとしても それは運命なの・・・ 青年 そこまでして何を確認するっていうんだ!? 姫乃 (エモ /… ) ・・・夜姫 この矢・・・あなたのよね? 青年 (エモ /! ) 仲間A ・・・どこで拾ったんだか 姫乃 とぼけないで あんたが・・・彼の妹にこの矢を放ったんでしょ 仲間A 妹・・・ あぁ〜、お前の素顔を見たあの娘のことか 勘違いしてもらっては困る・・・ 我ら忍びは素顔を見られたら、その者を生かしてはおかない それが掟であり、お前の尻拭いをしてやっただけさ・・・ お前の招いたミスこそが・・・ 死へと誘ったんだよ 青年 ・・・ 姫乃 あぁ、わかってる・・・ 彼の妹を殺したのは・・・私なんだ・・・ でも・・・、あんたは・・・ 仲間A ならば、何をためらうことがある? 私が憎いのだろう? 許せないのだろう? だったら、武器を取れよ! それとも何か? あの男が無事だとわかったら私と戦わないつもりなのか・・・ 青年 ・・・琥珀さん やめるんだ・・・ 姫乃 (エモ /… ) ・・・違うよ、夜姫 あたしは・・・頭領に言ったんだ・・・ もう誰も・・・殺さない・・・ いや、殺せないと・・・ 仲間A 頭領に手をかけた奴が何を・・・ ▼姫乃 仲間Aのセリフをさえぎるように発言 姫乃 それに・・・ (間を空ける) 姫乃 さっきから殺気がまったく感じられない・・・ 彼がここに来てから・・・ それは何故なの・・・? 仲間A ・・・ふっ、自惚れだな 今ならそこの男の胸を貫くことは出来るんだぜ お前が持つ矢と同じ矢で・・・ 青年 (エモ /! ) 姫乃 ・・・させないよ ▼姫乃 影とびで青年の前に移動する 姫乃 彼はあたしが命を懸けて守るから それが彼の妹を・・・ あたしたち「忍び」が殺めてしまった、せめてもの償いだから・・・ 仲間A ・・・だが、ここで私を葬らねば 里の者がお前たちを襲いに来るんだ そしたら、お前たちは・・・ 青年 ・・・ 姫乃 (エモ /うんうん ) 仲間A その顔・・・ ・・・あんたは昔からそうだ 全てを見透かしたようなその憎たらしい顔をする時は ・・・何でも誰でも許そうとする (間をあける) 仲間A ・・・その甘い考えがどこまで持つか 私が見届けてやろう・・・ (間を空ける) 仲間A ・・・バカ姫乃 ▼仲間A 蝶でセーブポイントへ戻る 姫乃 ・・・ [第7章 うたかたの恋 ] ▼姫乃 青年がいる方向とは逆に歩いていく 青年 琥珀さん・・・ その姿・・・ 姫乃 ・・・琥珀は仮の姿です 本当の私は・・・ 青年 と、とにかくその怪我を治療しなきゃ 姫乃 ・・・・・・いで・・・ 青年 (エモ /! ) 姫乃 近づいてこないで! ・・・私にはもう・・・あなたのそばにいる資格がない 青年 何を言っているんだ 姫乃 さっきの話聞いていたんでしょう・・・ 私たち・・・いえ、私があなたの妹を・・・ ・・・殺したって 青年 ・・・あぁ、妹を殺したのはたしかに君かもしれない ・・・でも 姫乃 お願い、近づかないで! 私はあなたの妹を殺したの・・・ 私はあなたに憎まれるべき存在なの! あなた、言ってたじゃない・・・ この矢を放ったやつを見つけ出すって! 復讐したいんでしょ! よかったじゃない・・・目の前にその相手がいて・・・ さぁ、早くこのナイフで私を刺してよ! それがあなたの望んでいる事なんでしょ!? 青年 ・・・違うよ 僕は人の命を救う薬術師だ・・・ たとえ、恨んでいたとしても命を取ろうなんて思わない 僕は・・・妹を殺した人を見つけ出して聞きたかったんだ・・・ 妹に・・・何が起こったのか・・・ ・・・ただ、それだけなんだ 姫乃 ・・・ハザマさん 青年 それに・・・ この手紙に・・・全て書いてあったんだ 差出人は誰かわからないけど・・・ ▼姫乃 手紙を落とし、手紙を拾う 姫乃 ・・・この字は夜姫の筆跡? でも・・・なんで・・・こんなことが・・・ 青年 君はたしかに暗殺者だ でも、琥珀さんは薬を届けた人たちの心を癒すことが出来る人でもある 姿は違っていても、両方とも君なんだよ 僕は・・・そんな君を・・・ ▼姫乃 青年の言葉をさえぎるように名前を呼ぶ 姫乃 ハザマさん・・・ それはきっと琥珀という偶像を好きになったのよ・・・ あなたが好きになったのは彼女で私じゃない ▼姫乃 青年から少し離れてからセリフ 姫乃 私であるけれど、彼女は私じゃない・・・ 青年 僕は外見で君を好きになったわけじゃないさ 姫乃 ・・・ 青年 それに妹を殺したのは君じゃないんだろう・・・ 姫乃 ・・・ 青年 だから、君が後悔する必要はないんだ 姫乃 でも、私と出逢ったばかりに妹さんは・・・ 青年 僕はね・・・ 君と出逢ったからこそ、今という現実があるんだと思う もちろん妹が君と会わなければ、今も生きているだろう 君と会うこともなかっただろうね でも、妹の出来事があったからこそ・・・ 僕は君と出会えた・・・ 妹を失ったのはたしかに辛いし、悲しいよ けど、いつまでも過去に囚われているわけには行かない 今の僕には君が必要なんだ だから、これからも・・・その・・・そばにいてほしい・・・ 姫乃 私といたら危険なの・・・ また里の者が私を・・・ 青年 ・・・腕には自信はないけど 君を守る盾ぐらいにはなれるから! 姫乃 (エモ /! ) 彼らは暗殺術を心得ているのに危険すぎます! 青年 大丈夫だって! いざとなったら劇薬投げつけるから! 姫乃 ダメです! 青年 大丈夫だ! 姫乃 死ぬんですよ? 怖くないんですか? 青年 好きな人を守れるなら ・・・怖くなんてないさ 姫乃 ・・・ 青年 ・・・ 姫乃 いじっぱり・・・ ・・・なら、私があなたを守ります 暗殺術じゃなく人を守るための武器として、来るもの全てを薙ぎ払います 青年 (エモ /! ) それじゃ、僕は傷ついたその武器を修復・・・ いや、癒す者として君のそばにいるよ 姫乃 ハザマさん・・・ 青年 愛する人が腕利きの忍びであっても守ってみせるさ 改めて・・・ これからもよろしく頼むよ、コハ・・・ いや、姫乃さんだっけ? 姫乃 ・・・いえ、私には親から譲り受けた本当の名前があるんですよ 本名は忍びになる時に捨てなくてはならなかったんですが でも・・・もう忍びではないですよね 私の本名は・・・ ・・・ルキっていうんです  ★語り エンジェランス ▼青年 蝶で戻る ▼姫乃 舞台右下あたりでモノローグ ▼仲間A 姫乃のモノローグが始まったら、舞台左から登場し、  姫乃のモノローグを続きを言い始める。 姫乃 ・・・夜姫が書いたその手紙にはこう書かれていた 「そなたが治療せし『琥珀』は、我ら忍びが命を狙う者なり。 そして、琥珀もまた影で暗躍する忍びの一人。 忍びはあらゆる掟に縛られ、影に生きていく者。 だが琥珀は・・・ 素顔をそなたの妹君に見られてしまった。 掟どおり妹君を始末せねばならぬところ、見逃してしまったがゆえに・・・ 我らは妹君を・・・掟に従い手をかけたのだ。 きっと琥珀は我らと対峙することにだろう。 そして、そなたにも危険が生じるやもしれぬ。 我は・・・先代の意思を継ぎ、琥珀を救わねばならぬ。 頼める義理ではないが・・・琥珀を探し、早急にこの地を離れよ」 ▼仲間A 舞台左に退場 姫乃 ・・・なぜ夜姫はこんな手紙を? それに先代の意思って・・・ ▼姫乃 蝶で戻る  ★語り エンジェランス [最終章 そして未来は ] 語り ある晴れた日の[墓所] ▼琉輝 舞台右から登場 琉輝 ここに来るのは何年ぶりだろう あいかわらずアドニスの花が綺麗に咲いているのね (間をあける) 琉輝 ねぇ、あたしたちの里はもうないんだって・・・ 先代の遺言を夜姫が実行したらしいけど・・・ あはっ、よくわっかんない 彼女の行方もわかってないし・・・ でも、もう掟に縛られて暮らさなくてもいいんだよ ・・・って、あんたは掟のない天国だし あたしは抜け忍だからもう掟に縛られてないし・・・ (エモ /笑い ) 琉輝 あれから夜姫を見かけないけど、どこで何をしているのやら・・・ あの手紙の真意を聞きたいのに・・・ ▼少女 舞台右から登場 少女 ママ〜 どこにいるの〜 琉輝 (少女)、こっちだよ 少女 (エモ /? ) だれのおはかなの? 琉輝 う〜ん・・・ ・・・あたしにいろいろ教えてくれた先輩かな 少女 せんぱい??? ねぇねぇ、そんなことより! パパがそろそろおひるにしようって! 琉輝 呼びに来てくれたの? ありがとう、すぐに行くから 少女 つきみのの丘で待ってるからはやくきてね ▼少女 舞台右に退場 琉輝 はぁ〜、まさかこのあたしが母親になるとは・・・ (エモ /笑い ) 世も末だわねぇ〜 それじゃ、また来るね 今度は・・・夜姫も連れてくるから・・・ ・・・絶対に探し出してみせるから ▼琉輝 ログアウト → 団長へ  ★語り エンジェランス 語り これにて「うたかたの恋」終幕となります。 長い間、ご観劇、応援ありがとうございました。 この後、舞台挨拶へと移ります。 挨拶終了後、記念SS、そしてプロンテラへのポタがございますので ご利用くださいませ。 では、団長、よろしくお願いします。 〜終幕〜 [終幕]