ペルソナ台本(修正2月25日) 配役(敬称略:2月24日現在の練習配役) ※当日の状況によって、多少配役に変更あり 少年 陽菜 仮面の少年 柊 琉姫 姉 ビターチョコ 騎士団長 水島 和夫 団長御付き 紅暁 騎士団員A 京紫 騎士団員B レキ 黒子A 紅暁 黒子B ビターチョコ 黒子C 水島 和夫 黒子D レキ 少女 ビターチョコ 少女の友達 紅暁 ----------------------------------------------------------------- ルキ 本日は劇団うたかた月夜の公演にお越し頂き、誠に有難うございます 今宵、皆さまをココではない別の世界へと誘いましょう この世界では、いくつか守らなければならない決まりがございます ぜひともお守りくださるようお願い申し上げます 1.この世界ではオープンチャット禁止です。 2.ペコ、鷹をお持ちの方は左右もしくは出来る後方へとお回り下さい この世界にはペットを連れていくことが出来ません… 可愛いペットのためにも卵に戻すようお願いします 3.これから誘う世界は不安定なので、時々動きが止まることがあります。 止まった場合でも落ち着いてお待ち下さい。 4.スタッフ以外の人はエキストラです。 5.最近、この世界のモンスターが凶暴化し、突然の襲ってくることがあります   その際には支援と殲滅にご協力下さいm(_ _)m 6.なお、モンスターの襲撃に伴った便乗テロ枝はお控えください 以上の事を守らないと、現実に戻されてしまいますのでご注意下さい また、劇中に出てくる団体名、役者名はフィクションです。 では、うたかた月夜公演ACT2『ペルソナ』をお楽しみ下さい。 ----------------------------------------------------------------- <プロローグ>     仮 B_______A    客 席 C ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄D ○黒子ABCDは、公演案内が終わるまで舞台側を向いて座って  チャットで客席の大きさを示していて下さい。  ルキの挨拶が終わるころ、チャットを閉じて発言の準備を始めてください。  黒子Aから順番に発言していきますが、各人最初の発言をするときに立ち上がり   セリフを発言したら座って下さい。 黒子A 人には表の顔と裏の顔がある… 黒子B 人はうそと本音を使い分ける… 黒子C しかし、生きるためには必要なこと… (間をあける) 黒子D 果たしてそうかな… (間をあける) 黒子A では、なぜ人は争うのか… 黒子B 戦いには欲望、妬み、怒り、憎しみ… 黒子C そして、悲しみなどの感情しか生まれないのに… (間をあける) 黒子D その感情を持っているから戦うのであろう… (間をあける) 黒子A 感情を表に出してしまうから争うのか… 黒子B 感情を隠していれば争わないのか… 黒子C なら、感情を隠すにはどうしたらいい… 黒子D 気づかないのか、お前たち… お前たちは感情をすでに隠しているではないか… (黒子ABC エモ /! ) ○エモを出したら、仮面を装備して、観客側を向いて立ち上がって下さい。  先に立ってから向きを変えるのは至難なので、必ず振り向いてから立って下さい。 黒子D …その身に付けている仮面こそ、すべてを隠す魔法の仮面… ○仮面、舞台に登場 ログインした時の状態で客席側の反対を向いたまま発言 仮面 「ペルソナ」なのだ… ○仮面 客席側を見る 仮面 さぁ、皆も仮面を付けて 今宵、楽しい一時を… (間をあける) 仮面 困惑と悲壮感の満ちるこの世界で 過ごすがいい… (仮面 エモ /くすくす ) ○仮面の文字が消えたら、仮面はログアウトで消える。  各黒子は客席から舞台の待機場所へ移動して出番を待つ。 ----------------------------------------------------------------- <第1章> ○騎士団員A・B 舞台右からIN  仮面を装備して少しずつ中央に向かって下さい。  中央から左には行かないように! ■立ち位置(向きは←を向いたまま発言   オーバーリアクションで動き回ってもいいですが、  あまり舞台左(少年側)には行かないようにしてください。  台詞ごとに少年が近づいてくるため、セリフの量を確認しながら、  各自進んで下さい。中央まで行ってしまったらストップです。 □□□□□□□□□ 少□□□□A□□□ □□□□□B□□□ □□□□□□□□□ 団員A だから俺は言ってやったのさ! 団員B おお〜 団員A 「私はこの世界に住む人たちのためならば、命さえ惜しくありません」ってな! そしたら副団長も「えらいぞ!」って感動しちゃってさ! ○少年 舞台左からIN(聞こえる範囲に入ること)  以後、黒子のセリフにあわせて少しずつ黒子たちに近づく。 団員B これでお前の職位もワンランクアップって感じだな… 団員A ま、こんなセリフでランクが上がるなら何度でも言ってやるよ そしたらすぐにロイヤルガーディアンへの仲間入りさ! (黒子A エモ /くすくす ) 団員B ロイヤルガーディアンね〜 さすがに王家直属の騎士団は無理じゃねぇの? せいぜい、ロイヤルナイツ止まりだよ 団員A そうか? お、よう!ウェラー! また、副団長に怒られたらしいじゃん! 騎士団員としての自覚がないんじゃねぇの〜? 団員B いや、もともと素質がないんだよ (団員A・B エモ /笑い ) 少年 …あぁ、口だけのような奴がいる騎士団には 所属している価値ないかもな… 団員A …なんだと! それじゃ、俺には力がないっていうことか! 少年 ま…、そう自分で思うのなら、そうなんだろうな… 気に障ったのなら失礼… ○少年 そのまま舞台右にOUT 団員A おい!ちょっと待ちやがれ! 団員B なんだよ、ウェラーのやつ… 団員A 自分が認められないからひがんでいるのさ… 団員B 負け犬の遠吠えってやつか? ま、お前は力よりも口から出た言葉のほうが強そうだがな… (団員B エモ /くすくす) 団員A 俺の力は実戦向きなんだよ! (間をあける) 団員A もう行こうぜ、明後日には討伐へ出発だからな。 団員B そうだな、体の調子を整えておかないと… ○団員A・B 舞台左へOUT (間をあける) ○少年 舞台右からIN □□□□□□□□□ □□□□□少□□□ □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ 少年 ただいま、姉さん ○舞台を動き回って、姉を探す。  時々「姉さん?」とか発言してください。  姉は頃合を見て、舞台左からIN 姉 あら、おかえりなさい ○姉、少年の左側まで来る (少年 エモ /… ) 少年 …ただいま ○少年 姉とすれ違うようにゆっくりと舞台左にOUT  アマツ舞台の社の裏を通って、舞台右に移動できるようにしてください ○姉は少年が舞台を出る前に「あ…また、出かけるの!?」の発言が出来るように  準備しておいてください。 姉 あ…また、出かけるの!? もうすぐご飯だからね〜! (間をあける) 姉 もぅ!あいかわらず無愛想なんだから… それにしても… (姉 エモ /! ) 姉 あ、揚げ物! ちくわが木炭のようになってしまうわ! ○姉 舞台左にOUT ○少年 舞台右からIN  仮面が消えた近くまで移動する □□□□□□□□□ □□□□仮□□□□ □□□少□□□□□ □□□□□□□□□ ○重ならなければ位置は指定しませんが、仮面の登場する場所よりも  客席側で、かつ左側(図参照)にいるようにしてください 少年 いまいましい奴らだ… 嘘をついてまで騎士団長に媚びを売るのがそんなに良いことなのか… 力もないくせに… ○仮面登場 まだ登場したままの状態でいること  次の少年のセリフ中に、少年のほうを向く 少年 心にもないことを平気で言える奴らの言葉を 信じてしまう上層部か… 父さんが所属していた頃はもっと… (間をあける) 仮面 久しいな、ウェラー… (少年 エモ /! ) ○少年 振り向く 少年 き、貴様… (少年 エモ /e1 ) ○少年は、次の仮面が発言している間にHSPを使う。  タイミングは任せますが、HSPが使えない場合は考えます。 仮面 この私に対して貴様よばわりか… 昔のお前からは想像もつかないセリフだな… 昔はもっと… ○少年 仮面の近くへ行ってスキル発動(攻撃演技)  仮面もスキルで対応できるようにしておく 仮面 おいおい、急に襲ってきても困るよ… いくら私でも、準備というものがあるというのに… 少年 黙れ! 貴様と最後に会ってからだ… ○少年 仮面の近くへ行ってスキル発動(攻撃演技)  仮面もスキルで対応できるようにしておく 少年 時々、奇妙な仮面を付けている人が見えるようになったのは… 仮面 … 少年 仮面について尋ねても「つけてない、知らない」と言われ続け… 気づけば、まわりからは「変わり者」と呼ばれるようになった… 仮面 変わり者か… (仮面 エモ /くすくす ) 少年 何がおかしい! 仮面 いや、よく言ったものだと思っただけさ… 変わり者はお前じゃないのにな… …今もまだ見えるのか? 少年 … 仮面 そうか… ○姉 客席の背後から発言  少年の場所まで声が聞こえると思いますが  念のため、ギルチャかPTで合図を… □□□□□□□□□ ○○○○○○○○○ ○○○客○席○○○ ○○○○○○○○○     姉 姉 ウェラー! もうすぐご飯よ〜 遠くには行ってないでしょ〜!戻ってきなさ〜い! 少年 …! 仮面 お前を呼んでいるようだな… 少年 あんなに大きな声で呼ばなくても…、姉さん… (仮面 エモ /! ) 仮面 ね、え…、さん… くっ…、急に頭痛が… ○仮面 ゆっくりと舞台左にOUT  少年は「ま、待て!」のセリフを仮面が舞台から消える前に話し、  「急に何だよ…」は消えてから発言 少年 ま、待て! 急に何だよ… ○姉 客席を通り抜けて、少年に近づく 姉 あ、いたいた! もうご飯冷めちゃうでしょ! 早く帰ってきなさいよ 少年 …わかった 姉さん… 姉 ん、なに? 少年 いや、何でもない… …戻るよ ○少年、姉 舞台右にOUT ----------------------------------------------------------------- <第2章> ○姉 舞台中央近くに移動する  客席とは反対(社側)を向いて座っている □□□□□□□□□ □□□□□姉□□□ □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ 姉 さてと、今朝の新聞の1面は… やっぱり騎士団の討伐失敗の話か… あの騎士団でも失敗することがあるのね… ○少年 舞台左からIN 姉 あ、おはよう 少年 …おはよう 姉 ご飯はそこに置いてあるからね 残さず食べるのよ! ○少年姉の近くまで移動して座る…。  たべもの系のアイテムを食べて、HP回復を図る。 姉 ねぇねぇ、新聞に先週討伐に行った騎士団の事が載っているわ 失敗についていろいろ書かれているみたい… 少年 … 姉 負傷者もたくさんいるんですってよ 少年 … 姉 はぁ〜、ほんと無関心なのね… まぁ、騎士団から除隊したから無理もないわね 少年 …あんな編成で勝てるほうが奇跡だ 姉 そう… 私がいた頃とはずいぶん違うみたいね… 昔はもっと厳しくも暖かい人たちがいる部隊だったのに… (少年 エモ /… ) 少年 出かける… ○少年 立ち上がり、姉のいる方向とは反対(左側)を向く。 姉 あ、ちょっと待って… ○少年 1歩左に進む 姉 …待ちなさい (少年 エモ /… ) 姉 ウェラー…、ずいぶん前から聞こうと思っていたけど… 何かあったの? 少年 …何もない 姉 いえ、何かあったはずだわ… あなたの笑顔… 私、この頃見てないわ… 少年 … 姉 あなたにとって、私はたった1人の家族よ… 心配ごとがあるなら… (間をあける) ○少年 姉のほうをむいて発言 少年 …仮面が 姉 …!? 少年 いや、何でもない… ○少年 舞台左にOUT  完全に客席から見えない位置まで移動すること 姉 あ、ちょっ… もう!逃げるように消えるのは昔と変わらないんだから… (間をあける) 姉 昔… (間をあける) 姉 そういえば、昔変わった人がたくさんいるって 私によく話してたっけ…。 たしか…、仮面を付けた人がたくさん… あれは、どういう意味だったのかしら… (間をあける) 姉 あら、誰か来たみたい… ○姉、舞台左に移動 □□□□□□□□□ □□姉□□□□□□ □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ 姉 どうぞ〜 ○ギルチャもしくはPTで騎士団長INを知らせる。  騎士団長とお付きの人 舞台左からIN  舞台中央よりも右に寄るように座ってください □□□□□□□□□ □□□□団□姉□□ □□□□付□□□□ □□□□□□□□□ 団長 久しぶりですね、チョコさん 姉 あらら、騎士団長様がこんなところにいらっしゃるとは… お付 やっほ〜!チョコ姉〜、ご機嫌麗しゅう〜 (お付 エモ /笑い) 姉 う、うるわしゅう〜 …あなたも昔と変わってないわね (姉 エモ /汗かき ) お付 にははは〜 姉 …で、騎士団長様がこんなところに何のようかしら? 団長 …そんなそっけないことを言わないでくださいよ それに私だって好きで騎士団長をやっている訳じゃないんですから… 姉 そうですね… あなたは騎士団長としての器はないものね (姉 エモ /笑う ) ○少年 ギルチャかPTで合図をしたら、舞台左端に立つ。 □□□□□□□□□ 少□□□団□姉□□ □□□□付□□□□ □□□□□□□□□ (少年 エモ /! ) 少年 なぜ、騎士団長がこんなところに… 何を話しているんだ… ○少年 その場に座る  少年が座ったら、団長は話し始める。 ○少年は団長達のセリフに合わせて、時々エモを出してください。 団長 まぁ、そう言われても無理もありませんね セカン様…いえ、貴方の父上が生きておられたなら 私が騎士団長などやってはおりますまい… お付 それに、チョコ姉が所属していれば後任は間違いなく… 姉 紅暁くん…、私にそんな力はないよ それにね、父さんはまだ生きてる… 私にはわかるもの… お付 セカン様は遠征に行かれて、そのまま行方不明だったよね 姉 うん… 父さんが何故いなくなったのかはわからない… 当時、父さんと一緒に遠征に出た方々も 誰一人として父さんの話をしないのよ だからかな… 騎士団の中で… 団長 セカン様が王様を裏切って逃げた… そういう黒い噂も出ていましたね… (姉 エモ /… ) 姉 つまり、私は裏切り者、もしくは臆病者の娘… その私が騎士団をまとめることが出来ると思う? 団長 しかし、心無いものたちの言葉など… あなたの力を見せつければ… (姉 スキル インデュア ) 姉 だから、あなたには団長としての器がないと言ったのよ… 物事を力で解決したところでどうなるというの… 全員から信頼されて、そして、まとめるのが団長なの 力があるから、何でも出来るから団長になれるわけじゃないわ 相手のことをきちんと理解して、接することが出来る人材 それに力が加わってこそ、心をまとめることができるの! 力だけでは、彼らの心を支配するのと変わらないのよ… お付 なるほど〜 団長 セカン様は皆から信頼されてましたからね… お付 だからこそ、裏切ったという代償が大きいということか〜 (姉 エモ /… ) お付 でもさ…、黒い噂を信じた人たちって セカン様を表面上しか信じてなかったって事でしょ? 私や水島さんは、今でも信頼してますから きっと何か理由があるってね… (お付 エモ /笑い ) 姉 ありがとね それよりも…、この失態はどうしたの… 騎士団には屈強のメンバーが揃ってたじゃない。 団長 あ、そうそう、そのことで相談が… ○相談中という設定のため、ものすごく間をあける  3人は好きなエモを出して、団長が話を続ける合図を出すまで は エモを出していてください。  たぶん10〜15秒くらい 姉 なるほどね… お付 でしょ? ほんと、今の騎士団長は駄目だめですよ 姉 たしかに騎士団長としては軽率だわ… 団長 はぁ… 姉 しかし、なぜ単独に動いたの… いくら任務が片付いたとはいえ、騎士団長が現場を離れるなんて… 団長 …実は (団長 エモ /…) 団長 ある情報でセカン様のような人影を見かけたという噂を耳にしまして… ○姉とお付は、同時に発言できるように用意しておく。  タイミングは団長の発言が出て1〜2秒間の間  まぁ、発言後に「すぐ」がいい 姉 父さんが! お付 セカン様が! 団長 はい…、王の命令で遠征に行ったまま、行方不明になって数ヶ月… 真相を確かめるために、副団長に後処理を任せたのですが… まさか、その隙に襲撃されるとは… (姉 エモ /… ) お付 でもさ〜、僕だけには教えて欲しかったよぉ〜 幼馴染みなんだし〜 これでも君の相方なんだから… (お付 エモ /ちゅ) 団長 こらこら、人前でやめないか… (姉 エモ /ショック ) 姉 と、ともかく… また今回と同じ場所へ遠征に行くんでしょ? 団長 そうですね… 姉 父が近くにいたというのが本当なら、何か情報がつかめるはず… なぜいなくなったのか… それなら、私も一緒に… 団長 おぉ〜!それは心強い! お付 やった〜! 団長 ぜひとも… 姉 私、夢だったのよ〜 団長 は? (団長・お付 エモ /? ) 姉 『戦場を癒す救済者!』 かの有名なエンジェルナイツのようになりたいって思ってたの〜 団長 …槍を持って戦ってくれるんじゃないのですか? お付 それにエンジェルナイツは戦えて、かつヒールが使えるのが前提でしょ? チョコ姉は『戦場を翔ける戦乙女』と呼ばれてたから ヴァルキリーナイツのほうが似合っているような… 姉 … (間をあける) 姉 戦乙女か…、懐かしいわね… でも…、引退して結構経つでしょ? 槍は物置の奥だし、練習もしてないし… 上がったのは料理の腕と包丁の技術くらいだもの (姉 エモ /笑い ) 姉 他の人を守りながら戦うのは無理だし、自分しか守れる自信がないの… 団長 チョコさん… 本当にそうなのか…、試してみましょうか? (団長 スキル デリュージかランドプロテクター) 姉 怪我したら大変だもの…、やめておくわ… そういうわけだから、戦力にならないと思うけど 父さんの探索とか、何か手伝えると思うから一緒に行くわ 団長 …わかりました 出立は追って、紅から連絡させます… ○団長、立ち上がる  少年は灯篭の上に隠れるように座る 団長 では、失礼します ほら、いくぞ! お付 あ〜、待ってよ〜 ○お付、IAをかける  団長 舞台左にOUT 姉 さてと… いよいよ、計画していたことが実行出来るのね… ウェラーも一緒に来るかしら… ○姉 舞台右にOUT、次は左から登場のため、社の裏を通って左側に  誰もいなくなったら、少年 舞台左から中央に移動  姉の移動した方向(舞台右)をみながら発言 少年 さっき、一瞬だけど… 姉さんの顔が仮面で隠れた… いままで仮面なんて見えたことなかったのに… ○仮面 舞台左からIN 少年 なぜなんだ…? 仮面 それはな…、この世界が嘘と偽りで創られているからだよ… (少年 エモ /! ) ○少年 仮面の方向を向く少年 また貴様か… (少年 エモ /! ) 少年 まさか、姉さんの仮面… 貴様が何かしたのか! 仮面 私は何もしてはいないさ… お前に見えている仮面はな 偽りをもって過ごす者の証なのだよ… 少年 偽りの証…? 姉さんが嘘をついているとでもいうのか! 仮面 さぁな… しかし、仮面が見えたということはそうなのだ… 少年 それじゃ… なぜ、今までは見えたことがなかったんだ…、偽りの仮面が… その仮面が見えていなかった姉さん… (仮面 エモ /… ) 少年 もしかして… そうなると、僕は今までなんてことを… 姉さん… ○少年 姉を追うように舞台右からOUT 仮面 姉さんか… くっ、また頭痛が… ○仮面、舞台左にOUT ----------------------------------------------------------------- <第3章> ○姉 舞台左からIN  舞台中央に移動して、客席側に向かって座る 姉 またあなたの出番が来るなんてね… もう、これ以上、血で汚したくなかったのに… ○少年 舞台左からIN 少年 …姉さん (姉 エモ /ショック ) 姉 ノ、ノックもしないでレディの部屋に入るなんて… (姉 エモ /汗かき ) 姉 どうしたの? 少年 槍を…、やっぱり… (姉 エモ /? ) 姉 あ、この槍? と、父さんの大事なものでしょ? たまには手入れを…なんて… 少年 また仮面が… 姉 仮面? そういえば、仮面って… (間をあける) 少年 さっき、騎士団長がいたでしょ… (姉 エモ /! ) 少年 話をしている時…、姉さんが仮面を… 姉 あなた…、何を言って… 少年 それにさっきもまた見えたんだ… だから、僕の考えが正しければ… (間をあける) 少年 姉さん、もしかして戦いに行きたいの…? (姉 エモ /! ) 少年 騎士団に戻りたいの? 姉 …そんなはずないでしょ ○姉 仮面をつける  仮面を付けたということをアピールするために客席を見てください。  頭装備は外したほうがいいかもしれませんが、仮面が隠れるような装備で なければOKです 姉 私はもう引退したし、修練していないから腕も落ちたわ この槍だって、街全体が襲われた時の護身用… 騎士団と一緒に戦うつもりなんて… 少年 …うそだ 姉さんが付けている仮面は、偽りの仮面だって… …あいつが…言ってた 姉 私が仮面を付けているって… 少年 それに、僕は知っているよ 毎朝、槍の修練を積んでいることを… 姉 …そう (間をあける) 姉 な〜んだ、ばれてたの (姉 エモ /笑い ) ○姉 仮面を外す (少年 エモ /! ) 少年 あ、仮面が… 姉 いつか、父さんを探す旅に出ようと思ってたから ばれないように修練を積んでたのになぁ〜 (間をあける) 姉 父さんは絶対に生きている! でも…、なぜ私が嘘を言っているってわかったの? それに仮面と…、あいつって誰… 少年 それはね… そうか…、あいつの仮面も、もしかして… ○少年 舞台左にOUT 姉 何!? どうしたのよ! ○姉 舞台左にOUT  すこし間をあけてから少年、舞台左からIN 少年 はぁはぁ… どこだ… ○舞台右にOUTし、すぐに舞台中央に戻る 少年 呼びたくても…、名前がわからない… どこに行けば… ○仮面 客席の中から発言 仮面 私をお探しか… (少年 エモ /! ) ○仮面、少年の近くに移動する □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ □□□□仮□少□□ □□□□□□□□□ 少年 あぁ、探してたよ ようやく理解ったんだ… 僕が見えていた仮面の意味が… 仮面 … ○姉 舞台左からIN □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ 姉□□仮□□少□□ □□□□□□□□□ 姉 はぁはぁ… まったくどこに行って… あ、いた… ○姉 一歩右に動いて止まる 姉 ウェ… (姉 エモ /! ) 姉 隣にいるのは誰なの…? (間をあける) 仮面 そうだ… お前が見ていたものはすなわち、本心を隠す仮面だよ… 少年 …やっぱり 仮面 人は本音と嘘を使い分ける… 心で思う本心、そして口から出す偽りの言葉… その時、心を悟られないように仮面が表情を隠し その場に適応した偽りの表情が作られる… 少年 それがあの仮面なのか… 仮面 仮面で隠した表情、すなわち本心は誰にもわからぬ… 何があっても笑顔で過ごす表情の仮面… 心はものすごく悲しんでいるかもしれない しかし、それを知られまいとして笑顔を作って過ごす その表情こそ、具象化した笑顔という仮面なのだ… 少年 …ならば、お前の仮面はなんだ 仮面 私の仮面…? 少年 僕にはその仮面の意味がわからない 笑顔でもない、怒りでもない… 偽りの仮面というなら、お前も嘘をついていることになる… しかし、今の話はどう考えても嘘を言っているとは思えないんだ 仮面 …偽りか この私自身が偽りのようなものだよ… 少年 どういうこと… 仮面 私の存在など必要なかったということさ… 少年 存在…? 仮面 1つ、昔話をしてやろう… ある時、少年は仲間に裏切られた… 仲間が必要としていたのは少年の未知なる力だった… その力を手に入れれば、地位と名誉を手にする事ができる… そのために仲間は、心とは違う笑顔の仮面で接してきた… 少年はそれを知らず接していたのだ… 私利私欲のためだけ生かす人形だと知らずにな… それを知った少年は絶望し、この仮面を付けた… 人形だった自分から別の者になるために… 少年 別の者… 仮面 この仮面はな… 私が私ではない者となり、生き続けるための拘束具… ○姉 仮面に近づく(下記参照) □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ □姉□仮□□少□□ □□□□□□□□□ 姉 自分ではない者になって生きるなんて…!? (仮面、少年 エモ /! ) ○仮面は少年のほうを向いたままでいること 少年 ね、姉さん… 姉 ごめんね…、立ち聞きするつもりはなかったんだ… (間をあける) 姉 あなた…、人に裏切られて、心を仮面で閉ざしてしまったのね… 全ての人が嘘を言っていると思うようになって 仮面から見える人を信じないように… ○仮面 適当に エモ /… を使う 姉 でも、全ての人があなたに嘘を言っていた? ううん、私はそうは思えない… 表面…、いえ、仮面の笑顔ではなく 心からの笑顔を見せてくれてた人が必ず… ○仮面 姉の言葉をさえぎるように発言しながら、姉のほうを向く 仮面 貴様に俺の苦しみの何がわか… (仮面 エモ /! ) 姉 ? ○仮面 1歩、右に移動しながら発言 □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ □姉□□仮□少□□ □□□□□□□□□ 仮面 な、なぜ…!? いや、そんなはずは… (姉 エモ /? ) ○姉 1歩、右に移動する □□□□□□□□□ □□□□□□□□□ □□姉□仮□少□□ □□□□□□□□□ 姉 ねぇ、あなた、家族はいないの? その家族はあなたに嘘の笑顔で接してたの? (少年 エモ /! ) 少年 そうだよ… ボクの姉さんがそうだったように、あんたにも家族がいたなら… 仮面 … 姉 あなたに何があったのか私にはわからないわ でも、優しい心を持った人が裏切られた時の悲しみ… それは計り知れないというわ だから、心を閉ざしたあなたは… きっと優しい心の持ち主なのね 仮面 優しいこころ… ○姉 下記の場所へ移動する  姉、仮面の方を向く □□□□□□□□□ □□□□□□姉□□ □□□□仮□少□□ □□□□□□□□□ 姉 だから…、もし私があなたの家族だったら あなたにこう言うでしょうね… 私は…、あなたを信じてるよ… (少年 エモ /! ) 姉 仮面というもので心を隠しているなら 私があなたの心を護ってあげる だから、怖がらないで… 仮面 う…… 少年 ? 姉 ん… 仮面 怖がるな……か… ○仮面 1歩左に移動(下記参照)  左を見たまま発言 □□□□□□□□□ □□□□□□姉□□ □□□仮□□少□□ □□□□□□□□□ 仮面 仮面で心を隠していれば、怖いことなんてないさ… みんな笑顔だからね… 全ての人が仮面をつけていれば幸せなんだ… ○少年、1歩左に動く 少年 …しかし、仮面をつけたからこそ傷ついた人を僕は知っているよ 力なきものがつけた仮面…、嘘が招いた代償は大きいと… 仮面 仮面をつけても、人は何も変わっちゃいないってことか… 姉 人って…、あなたはいったい…? 仮面 あんたのおかげで思いだしたよ… 忘れかけていた姉さんの記憶をね… でも、僕の姉さんはもういないんだ… 少年 あんたにも姉がいたのか… ○仮面 姉のほうを向く 仮面 目の前にいるのは、姉さんに似ていても… 別人なんだね… 姉 私が似ている…? ○仮面 少年のほうを向く  この時、仮面は舞台の中央にいること □□□□□□□□□ □□□□仮□姉□□ □□□□□□少□□ □□□□□□□□□ 仮面 僕はね… 僕という心を持った者がきちんと存在しているのに 力とか表面とかしか見てくれない人達から まるで、僕なんかいないほうがいいって言われているみたいで… 嫌だった… そんな僕でいることが辛かった… 気付けば、この仮面を手に持っていた… この仮面は僕ではない者を演じることが出来る… そして、心を隠した僕という存在を証明する唯一の証… この仮面の顔こそ僕なのだと… 姉 でも、やっぱり仮面は、所詮仮面… あなたじゃないよ… その仮面の奥に大事に隠している心… それがあなたなんじゃない? 仮面 ボクのココロがボク… ○仮面 オペラ仮面を外す仮面 ボクのココロは…、もう昔に… (間をあける) 仮面 姉さん… ○仮面 オペラ仮面を落として、その場でログアウト…  少年はオペラ仮面を拾う。 (少年、姉 エモ /! ) 少年 仮面で隠した心か… (間をあける) 姉 仲間に裏切られて、心を閉ざした可哀想な人… しかも霧のように消えるなんて… ねぇ、ウェラー 少年 ん? 姉 彼はなぜ、ウェラーに人の心を映す仮面が見えるという 力を与えたのかしら… 少年 たぶん、仮面を見せることで 出された言葉と内なる心は違うというのを見せたかったんじゃない? 姉 でも、あなただけにしか見えない力だったんでしょ… 仮面が見えることで、みんなが幸せだと言っていたなら いろんな人が見えてもおかしくないじゃない… なにかきっかけがあるんじゃない? 少年 そうだ…、あいつと初めて会った時… 公園で知り合った友達から、酷いことを言われたんだ… その時にあいつが現れて励ましてくれた… 姉 酷い事…? 少年 僕のことを何にも知らないくせに… 知ったような口で、酷い言葉を… (少年 エモ /… ) 姉 そう… それっていつの話? 少年 10年くらい前だったかな… 最後に会ったのは2年くらい前だと思うけど… 姉 …もしかしたら (少年 エモ /? ) 姉 仮面が見えることで相手の心の裏表がわかるなら 相手との付き合い方も理解することだってできるわ 少年 でも、常に仮面しか見えない生活って 実際に経験したけど嫌なもんだよ… 姉 つまりね…、人は常に仮面を付けて生活をしているけど その仮面とは別にきちんと人としての心があるということよ… そして、仮面という媒体から隠れた心に気づいてね 思いやる気持ちを養わせようとしたんじゃない… ちょっとポジティブすぎかな… 少年 ???????? 姉 だって…、心って見えないでしょ? それを仮面という形で見せてくれたということが 何よりの証拠じゃない? 少年 …そうか、そうかもしれないね 姉さん…、今までごめん… 姉 なに?急に謝って… 少年 いや、ただ言いたかっただけ… (少年 エモ /笑い ) 姉 …やっと笑ったね やっぱり、仮面の笑顔じゃなくて、心からの笑顔っていいものよね〜 ところで、その仮面はどうするの? 少年 うん、彼を忘れないためにも これは僕が大事に保管しておこうと思う… 姉 彼に成りすますつもり? その仮面は、彼の存在そのものだったのよ (姉 エモ /笑い) 少年 まさか… 仮面をつけても、僕は僕だよ… 姉 …そうよね 仮面を外した彼は、きっと本当の心を取り戻せたのでしょうね… (間をあける) 姉 そうだ…、近いうちに父さんを探しに旅発つけど あなたもついて来る? 少年 父さんが見つかったの? 姉 まだ未確認だけどね… それを確認するためにも、近いうちに騎士団と一緒に出かけるわ まぁ、騎士団の討伐手伝いにも参加するけどね… 少年 うん、一緒に行くよ! (姉・少年 エモ /笑い ) 姉 よし!それじゃ、とりあえず… 少年 ご飯を食べよう! 姉 そうね… なんだかお腹減っちゃった 何が食べたい? 少年 う〜ん、(ひなさんの好きな食べ物を言ってください)! 姉 はいはい それじゃ、買い物に行きましょうか… まずはお金と戸締りをしてこないと… ちょっと待ってて ○姉、舞台右にOUT  少年 舞台中央に移動して、観客を見る 少年 彼は僕に、人の心というものを 仮面という形で見せてくれていたのかもしれない… 全ての人が嘘の仮面を付けて生活していると… でも、信じてくれる人がいるってことに気づくことができた… まだ、いろんな人の仮面が見えるけれど きちんと相手を理解してこれから過ごそう… 心を映し出すペルソナか… ○少年 仮面を装備 少年 この仮面から見えていた世界は、どんな世界なのだろう… ○アコ系 エンジェを鳴らす  少年、舞台右にOUT ----------------------------------------------------------------- <第4章> ○仮面の登場位置は下記の通り  2人は観客席からINして、下記の位置へ移動すること □□□□□□□□□ □□□□仮□□□□ □□□友□少□□□ □□□□□□□□□ 少女 う〜ん、鑑賞券を新聞屋からもらったから観に来たけど よくわからない演劇だったね… ペルソナ…それって仮面という意味なんでしょ? 友達 う〜ん、仮面とか嘘とか、存在とか… まぁ〜、お金を払って観に来るほどのものじゃなかったね でも、アマツにこういう劇団があることがわかっただけでも 良かったんじゃない? 少女 う〜ん… 友達 何、悩んでいるの? 少女 結局、仮面をつけていた人は何を言いたかったのかな? お姉さんの意見はいまいちよくわからなかったよ〜 (少女 エモ /汗かき ) 友達 そうね… 仮面が見えるという能力で嘘発見器人間に… (間をあける) 友達 どうしたの? 少女 ペルソナか… 携帯についているカタカナ語辞典で調べてみよ… (間をあける) 少女 あ、あった… 友達 何々?何て書いてあるの… 少女 ペルソナ… 「人が生活していく上で必要となる社会的な役割を持つ人格、または…」 ○仮面、ログイン 仮面 偽りの仮面ともいう… ○仮面 観客席側を向く 仮面 ペルソナ… 私には見えるよ… 君が…、どんな仮面をつけているか… そう、人は仮面をつけている… ペルソナという生きるために必要な仮面… ○仮面 客席近くまで歩いていく 仮面 目の前にいる者たちは… どんな仮面をつけて、ココにいるのだろう… そして、君達はペルソナで隠された心に… 気づく事が出来るかな… (仮面 エモ /くすくす ) 仮面 ログアウト ○アコ系 エンジェを3回鳴らす −終幕− ルキの挨拶出演者全員舞台に上がってもらい、全員でお礼をいう。 合図が消えたら、一斉にお礼をいう。ありがとうございました その後にSS撮影して、ポタ役はプロまでのポタを出す。